赤鞍ヶ岳登山口8:50~1060m付近10:25/30~秋山峠11:10~赤鞍ヶ岳11:20/12:05~岩戸ノ峰(1288m)12:45/50~本坂峠13:15~ブドウ岩ノ頭13:30/40~菜畑山直下14:30/40~菜畑山14:50~菜畑林道終点15:20
山の会の山行は前道志の赤鞍ヶ岳から菜畑山の稜線歩きです。赤鞍ヶ岳を訪れたのは24年前のゴールデンウィーク、巌道峠から赤鞍ヶ岳、朝日山へと長い尾根道を歩き竹之本に下りましたが当時の記憶はあまり残っていません。
また国土地理院の地形図で赤鞍ヶ岳と表示されている山頂はガイドブックでは朝日岳と呼ばれているようで、三角点のある1257mの頂が赤鞍ヶ岳とされていました。
相模原インターから一般道で道志村役場へ、ここから1台の車を菜畑林道終点にデポします。暗い樹林帯の中の林道は狭くかなり荒れた道でした。
道志村役場の傍から林道が歩きが始まります。舗装された林道には立派なゲートがあります。しばらく登ると小さな道標に導かれ登山道へ、ここからは暗い杉林の中を登って行きます。
入道山の山頂は巻いているようで落ち葉が被った斜面は右手が谷に向かって切れていました。やがて右手に稜線が見え始めると山頂直下の急な登りが始まります。トラロープも張られた急な斜面は標高差で150mほど、気温も上がっているのが汗をかきながら登る急坂でした。
ウバガ岩からの道を合わせると秋山峠、笹に覆われた尾根道をわずかに登ると赤鞍ヶ岳の山頂にたどり着きました。広い山頂は木立に覆われ視界は期待できません。
それでもすっかり葉を落とした梢の先には北岳や甲斐駒ヶ岳など南アルプスの稜線を見付けることができます。その前に頭を持ち上げる頂は三ツ峠、禿げたように目立つ白谷ヶ丸とここから続く稜線は湯ノ沢峠、大谷ヶ丸、滝子山へ長いシルエットとなって続いていました。
赤鞍ヶ岳からは菜畑山に向かうことにします。雑木林の明るい尾根道ですが小さなアップダウンが続き思いのほか時間がかかるところです。岩戸ノ峰の目立たないコブを越えると急な坂道、落ち葉が積もる登山道は滑り易く気の抜けない急坂です。
たどり着いた鞍部は本坂峠、戸渡と道志口を結ぶ山道で今も利用されているのかふみ跡もしっかり付いていました。
緩やかに登り返したコブがブドウ岩ノ頭です。登山道はここから向きを南に変えます。小さく下った鞍部からは再び菜畑山への登り返しが始まります。時計はそろそろ2時半、低い雲が空を覆い気温も少し低くなってきました。
菜畑山の山頂直下で一息を入れると山頂は目の前、やがて視界が開けると菜畑山の山頂です。ガイドブックなどで紹介されている一本柱の休憩小屋は倒れたようで柱の跡だけが残っていました。
晴れていれば富士山から御正体山、菰釣山などを見渡すことができる山頂も低い雲の下。わずかに甲相国境の稜線や畦ヶ丸などを見付けることができるだけです。
山頂からはカヤトの急坂を下って行きます。滑りやすい落ち葉の急坂をしばらく下ると車をデポした菜畑林道終点にたどり着きました。
道志村役場からはいやしの湯に向かいます。広い温泉は平日でも数台の車が停まっています。暖かい温泉でゆっくり汗を流し自宅への道を急ぐことにしました。