昨年登った大霧山は外秩父七峰縦走路上の頂の一つです。その時は大霧山から定峰峠までを歩いてみましたが、今回は白石峠から堂平山を目指す山行です。
正月明けと言うこともあってお汁粉とお雑煮を用意ての山行です。14人分の食材で一杯になったザックは軽く10kgを越えています。
新松戸駅7:20=(JR武蔵野線)=北朝霞7:57・朝霞台8:01=(東武東上線)=小川町8:59/9:11=(イーグルバス)=白石車庫バス停9:50
白石車庫バス停9:55-(0h25m)-497m付近10:20/25-(0h45m)-白石峠11:10/15-(0h40m)-堂平山11:55/13:25-(0h25m)-七重峠13:50-(0h15m)-711m付近14:05/14:15-(0h45m)-白石車庫バス停15:00
白石車庫バス停15:10=(イーグルバス)=小川町15:55/15:59=(東武東上線)=朝霞台16:56・北朝霞17:04=(JR武蔵野線)=新松戸17:42
白石車庫バス停から舗装道路を白石峠へ。山里の雰囲気を残す集落には「白石の神送り」の案内板や古い社、大黒天の石碑なあどがあります。石碑の前にはしめ縄と餅を刺した小枝が祀られています。小正月に飾られるまゆ玉の原型のようですがこの山里にはまだ古いしきたりが残っているようです。
七重峠へと登って行く舗装道路を左に分けると小川に沿った登山道が始まります。気温はかなり低くなっているようで堰堤は白い氷柱に覆われていました。
樹林帯の登りは枯れ葉をカサカサと踏みながら登って行く心地よい登りです。ジグザグを繰り返しながら登って行く登山道は東屋の建つ白石峠にたどり着きました。目の前には堂平山の山頂に建つ東京天文台のドーム、その上をパラグライダーが緩やかに旋回していました。
ここからは堂平山への尾根道です。人数が多いので先に山頂に向かい昼食の用意をすることにします。小さく登ったピークが剣ヶ峰、さらにその先には大きなパラボラアンテナを頭に載せた電波塔、その脇には剱峯大神の石碑がありました。
たどり着いた堂平山の山頂は広く開けた草原で山頂標識の脇には一等三角点が建っています。その隣の大きな石柱は天測点と呼ばれる標石で、三角点の精度を確保するため恒星を観測する天文測量を行ったところとか。現在はGPSで正確な位置測定ができますが当時は測量精度を確保するために多くの努力が払われたのでしょう。
山頂のベンチはすでに数組のハイカーが昼食の最中です。東京天文台敷地内のベンチでお汁粉とお雑煮の昼食です。お汁粉2鍋、お雑煮2鍋、お雑煮は沼津から送っていただいた桜エビを入れました。出汁が利いてとても美味しかったです。
山頂は風もなく穏やかです。北側には浅間山や赤城山、東側には遠く筑波山の双耳峰が霞んでいます。霞みの中に目を凝らすとスカイツリーの尖塔も見付けることができました。
昼食ののち七重峠へと下って行きます。七重峠は白石と都幾川を結ぶ峠で、大霧山から堂平山、笠山へと縦走しようとしたときこの峠で夕暮れを迎え地元の車に拾ってもらった記憶が残るところです。
ここからは白石車庫に下ることにしました。沢沿いに下る道は落ち葉が降り積もり、土が乾ききっていることもあって滑りそうな道です。やがて舗装道をを下るようになると白石車庫のバス停は目の前です。