橋場バス停橋場10:00-(1h10m)-粥荷田峠11:10/15-(0h35m)-大霧山11:50/13:00-(1h10m)-701m14:10/20-(0h10m)-定峰峠14:30/45-(0h35m)-白石車庫バス停15:20
外秩父に連なる稜線上には外秩父七峰縦走路と呼ばれるハイキングコースがあります。ここは毎年4月の末に東武鉄道が企画するハイキング大会が行われるところで、全長42kmと言われる長いコースにたくさんのハイカーが思い思いのペースで里山の春を楽しむところです。
橋場のバス停からは明るい舗装道路を粥荷田峠へと登って行きます。1/25000地形図には粥新田峠と記載されていますがどちらが正しいのでしょう。道端にはミカンなどを売る無人の販売所もありました。
たどり着いた粥荷田峠は大霧山と皇鈴山を分ける峠道で関東ふれあいの道にも指定されています。
ここからは雑木林の中を登って行く登山道が始まります。落ち葉を踏みしめながら緩やかに登って行く道は木の階段なども整備され歩きやすいところです。それでもこの付近にも冬の足音は近付いているようで、北斜面には雪も張り付いていました。
たどり着いた大霧山の山頂は北西側が広く開け、秩父の街並みの先に御荷鉾山や城峯山、その先には浅間山から榛名山、赤城山など上州の山々の展望が広がっています。左に目を移すとギザギザと切り立った頂を連ねる両神山や奥秩父の甲武信ヶ岳。その霞む頂にはすでに雪が張りついているようです。
今日は歩程も短いこともあり、この頂で豚汁と甘酒のお昼です。寒い山頂で温かいものは何よりかもしれません。
山頂で展望を楽しんだのち定峰峠へと向かうことにします。ここからは杉林の中を緩やかに下って行く道が続いています。左手が開けた牧草地の先には笠山から堂平山へと続く稜線が青空の下に続いていました。
たどり着いた旧定峰峠は秩父の定峰へと下る道が分かれるところです。暗いこの峠にはダイダラボッチの伝説が残っています。羽黒山に向かう大太坊と言う大男が腰をかけたところがここ定峰峠、その傘を置いたところが笠山とか。諏訪湖近くの高ボッチなど日本各地にも同じような巨人の伝説が残っています。
雑木林の尾根道を小さく登り返したところが701mの頂。杉林の登山道を下るとほどなく定峰峠にたどり着きました。白石から秩父へと抜ける舗装道路が通る峠には茶店も建っていました。
白石へと下る山道を下って行くと白石車庫バス停です。少しの待ち時間で小川町行きのバスに乗ることが出来ました。
Gpslogの一部は電波状態が良くないようで欠測しています。