西桂町民グランド9:35~コンクリート製造所9:50~北西尾根取り付き10:00~955m付近11:20/35~1114.8m峰12:15~相定ヶ峰・杓子山分岐13:10~見晴らし台13:25/55~倉見山14:00/10~1100m付近14:35/50~堰堤15:40~厄神社16:00~西桂町民グランド16:30
秋の天気は月末に向け安定しそうな天気予報です。中央道でまだ登っていない倉見山に登ることにしました。ここは山の会でも山行記録が残っている山です。
良く歩かれている登山コースは三つ峠駅または東桂駅から倉見山を越え寿駅恵へと下るコース、しかしネット上には西桂町民グランドに車を停め山頂を周遊するコースが紹介されていました。今回はこのコースを歩いてみることにします。
三つ峠駅から狭い市街地を通りたどり着いた町民グランドには広い駐車場があります。ここから中央道沿いに続く道を歩き始めます。しばらく歩くとクマガイソウ群生地の道標です。春になるとこの周辺はクマガイソウが咲くところのようです。
杉林の中の道をしばらく進むと小さな丸木橋を渡ります。コンクリート工場の先には堂尾山公園へと案内する道標が建っていました。
ここからは樹林帯の中を進む登山道が始まります。ネット上で見つけたトラックログを眺めながら道を進んでいくと道が違うようです。No37の送電管理道の道標から道を左に折れ小尾根を登って行くことにしました。
ヒノキ林の尾根道には赤いテープも彼方此方に、しかし送電鉄塔を越えるころから道は不明瞭になってきます。トラックログは右手の斜面を登って行くようですがふみ跡さえも見付けることができません。
赤いテープを探しながら急な斜面を登って行きます。植林作業なのかVルート歩きでしょうか斜面には消えかけたふみ跡が残っていました。木の根に捕まり急斜面を登って行くと支尾根にたどり着きました。
幾分緩やかになった尾根には枝打ちが行われていたようで桧の小枝が落ちています。不明瞭なふみ跡を探しながらさらに斜面を登って行くと図根点のある1114.8m峰にたどり着きました。
この先は堂尾山から登ってくる登山道です。あまり歩かれていないのか数日前の台風による落ち葉のためか道はあまり明瞭でありません。小さなピークには巻道も付いていました。
しばらく登ると単独行の男性が降りてきました。聞けは東桂町から登って来たとか、一部不明瞭なところもあるが道はおおむね整備されていると言います。ベンチのある見晴らし台からは富士山の展望が良いと教えてくれました。
相定ヶ峰は杓子山へ続く道を分けるところです。ここで道を左に、一度鞍部に下り見晴らし台へと登り返します。途中、地形図には三つ峠駅から登ってくる破線の道が書かれていますがふみ跡さえも見つかりません。すでに廃道になってしまったのでしょう。
ベンチのある見晴らし台からは雲に隠れそうな富士山を眺めることができます。木立の先には杓子山と思いのほかなだらかな御正体山の稜線が見えていました。
見晴らし台から急坂を下って行きます。岩っぽい稜線を登り返したピークは倉見山の山頂です。三角点と富士八景の大きな案内板が建つ山頂です。先ほどまで見えていた富士山は雲の中、大きなすそ野だけが霞んでいました。
倉見山からは緑の斜面を下って行きます。東桂町へと下って行く道を右に分けるとジグザグを繰り返しながら急な斜面を下って行きます。赤いテープを探しながら下って行く道は枯葉で不明瞭なところもあります。
赤松の林の中を下ると西桂町の街並みを見ながら道を左に、赤テープから木立ちの中を下って行くと沢沿いの道になります。この付近は道が整備されているようで登山道に沿ってトラロープと落石注意の案内板があります。
枯葉で覆われたふみ跡を探しながら沢を下って行くと堰堤にたどり着きました。沢を渡る道がススキに隠され判りにくいところす。赤テープに誘われ下ってしまいましたが荒れた沢には間違って下った足跡が幾つも残っていました。
厄神社に立ち寄ってから中央道沿いの道を西桂町民グランドに戻ります。途中には道標もあるのでここが本来の登山コース、しかし道はクモの巣が張った深い藪の中でした。
登り初めの道間違い、あまり歩かれていな荒れた道と言うこともあって行動時間は7時間、思いのほか侮れない山行になってしまいました。