岩原スキー場10:45-(0:30)-リフト終点11:15/35-(1:10)-飯士山12:45/50-(0:30)-987mリフト終点13:20/30-(1:05・山菜取り)-岩原スキー場15:35
山の会の仲間と土樽のPOSTAに一泊し飯士山周辺に山菜取りを兼ねた山行に行きました。
関越道の湯沢インターから今夜の宿泊であるPOSTAへ向かいます。長い関越トンネルを越えた湯沢の街はまだ雪が融けたばかりです。近くの山肌にもまた残雪が残っていました。
宿の車に乗り換え岩原のスキー場に向かいます。すでに営業も終わったスキー場はホテルや土産物屋も店を閉じ閑散としていました。
何処のスキー場でも同じようですがゲレンデの脇を登る道は思いのほかきつい登りです。振り返ると湯沢の町並みの先にまだ雪を被った万太郎や仙ノ倉山、荒々しい岩峰は足拍子岳、クロガネノ頭と言います。
リフトの終点からは稜線を登る山道が始まります。固定ロープも張られた急坂はタムシバやユキグニミツバツツジに彩られるところです。やがて左手から神弁橋からの道を合わせると細くなった尾根道は小さな鞍部へと下って行きます。ここにはまだ残雪も残っていました。
新緑に彩られた稜線を登り返すと987mのリフト終点から登って来る道を合わせる山頂直下の分岐です。
たどり着いた山頂は展望が広がるところです。目の前には湯沢高原スキー場のゲレンデも見えていますが滑走できるコースは少ないようです。振り返るとクワッドリフトの山頂駅の先に巻機山、その左には八海山の岩峰もそびえていました。
目の前のゴジラの背中を思わせるような稜線は鋸尾根、神弁橋から登山道もあると言いますが崩壊が進んだ稜線はかなり厳しそうなところです。
山頂からはクワッドリフトの山頂駅を目指して下って行きます。途中には固定ロープもある急な下りです。
たどり着いた山頂駅からは山菜を採りながら車を停めた駐車場に下ることにします。ゲレンデは雪が消えてあまり時間が立っていないようです。彼方此方にフキノトウの若草色の塊が見えていました。
スキー場の作業道の脇にはコシアブラを見付けることができます。山菜の女王と呼ばれるコシアブラはタラの芽と同じウコギ科の木の芽、小高い木の先に出る若葉色の芽を見付けるのは慣れなけば難しいものでした。
大きなビニール袋にフキノトウやウドなどを詰め込み駐車場に戻ります。もうたくさん採ったと言いながら道端のフキノトウを見ると手が動くのは山菜取りの楽しさなのでしょうか。
雪解けとともに北国にも春の芽ぶきが始まります。飯士山の稜線にはタムシバとユキグニミツバツツジ、マルバマンサクの花も咲いています。
登山道には一面のイワウチワ、湯沢ではカタクリやイワウチワはごくありふれた春の花のようです。