秋葉山登山口10:20-(0h35m)-秋葉山10:55/11:20-(0h20m)-秋葉山登山口11:40
国道17号線沿いにあると言う登山口はなかなか見つかりません。パンフレットには秋葉山の登山案内は紹介されているものの、登山口は道標も小さくなかなか見付けることが出来ませんでした。
ようやく見付けた登山口の道標から明るい稜線を登って行きます。階段なども整備された登山道には坂東三十三観音霊場の石仏が祀られています。かすれた文字には板東十一番、十二番などと読むことが出来ます。板東十一番岩殿山安楽寺の本尊は聖観音、十二番華林山慈恩寺の本尊は千手観音、確かに石仏の姿はそのように刻まれているようです。
登山道はジグザクを切りながら小さなピークへと登って行きます。右手には若葉色の梢の先に神立高原の正面山でしょうか、それから続く稜線の先には雪を被ったタカマタギなど上越国境の稜線が見えています。
小さなコブからは一度下ったのち杉木立の山頂へ。三角点が置かれた暗い山頂は木立に覆われ展望は期待できません。山頂の先には湯沢方面に下る縦走路が続いているようです。
送電鉄塔の下は展望が広がるところで目の前には岩原スキー場と以外に急な飯士山の頂、その奥には巻機山の稜線が白い雪を被っていました。この展望を楽しみながら一休みしたのち登山口に戻りました。
秋葉山からは小出のお蕎麦屋さん薬師に向かうことにしました。湯沢からは結構な距離があります。たどり着いたお蕎麦屋さんの駐車場は昼過ぎにもかかわらず結構混み合っています。さっそく合い盛りを注文、中盛りを頼みましたが少し量は多かったようです。
お蕎麦屋さんの裏庭はまだ雪が残っています。お蕎麦屋さんのお姉さんの話では桜が咲いてから寒い日が続いているとか。このため気候も2週間ほど遅れているようです。小出周辺はお蕎麦の美味しいところが多いようです。この周辺のお蕎麦はへぎ蕎麦、ふのりをつなぎとして練り込んだ蕎麦のようです。
今この稜線は赤紫のツツジに彩られています。日本海側の豪雪地帯に咲くツツジはユキグニミツバツツジ、関東周辺に咲くミツバツツジに比べ花の色は幾分濃いようです。
またこの稜線に咲く桜はミネザクラ、花柄に毛のあるミネザクラはチシマザクラと言います。東北にはチシマザクラも分布していると言いますがサクラの見分け方は難しいものです。