管社バス停10:30-(1h05m)-子檀嶺神社鳥居11:35/55-(0h40m)-子檀嶺岳(昼食)12:35/13:15-(0h50m)-強清水14:05/10-(0h35m)-管社バス停14:45
上田は戦国の武将、真田氏が築いた上田城のあるところです。中山道の交通の要衝と言うことから武田信玄と村上義清が信濃侵攻で戦った上田ヶ原合戦、武田氏の滅亡ののち徳川家康と真田氏が争った第一次上田合戦、さらに関ヶ原に向かう徳川秀忠を足止めしたと言う第二次上田合戦なあどの戦いが繰り広げられたところです。
上田市街から曇りがちな空を眺めながら国道143号線を西に、飯綱山の山裾を回り込むと子檀嶺岳がその姿を見せてくれました。たどり着いた菅社の先には数台の車が停まることが出来る駐車場があります。しかし休日とあって小さな駐車場はすでに一杯、仕方なくしばらく下ったバス停近くの道端に車を停め山頂を目指すことにしました。
シカ避けなのか登山口の先にはゲートがあります。登山道はその先から右手の樹林帯の中を登り始めるようになります。
登山道は赤松交じりの雑木林の中をジグザグに登って行きます。木立の先から見え隠れする子檀嶺岳は思いのほか急な山肌を山頂へと突き上げていました。
しばらく登ると勾配も一段落して子檀嶺岳を取り巻くように続く林道にたどり着きました。造林作業の車が入っているのか微かなに輪立ちも残っていました。
子檀嶺神社の鳥居の下にはベンチがあります。山が小さいこともありすでに山頂から下ってくる人も何組か。これから山頂までが少し急なところがあると言います。
ベンチからは明るい雑木林の中を緩やかに登って行きます。標高が低いこともありあまり目立った花は咲いていないものの、ムラサキテンナンショウやラショウモンカズラ、ルイヨウボタンなどの花を見付けることが出来ます。
ジグザグを切りながら急坂を登って行くとほどなく山頂です。東西に長い広場といった山頂には石祠と古びた木の社が祀られていました。灌木があるためあまり高度感は感じないものの、切り立った岩場の山頂からは広い展望を楽しむことが出来るところです。しかし白く濁った空の下では期待していた北アルプスの展望は無理と言うものです。それでも南側に微かに山頂にアンテナを載せつる美ヶ原、上田の街並みの先には浅間山や湯ノ丸山の頂も見付けることが出来ました。
山頂で展望を楽しんだのち車を停めた登山口に戻ることにしました。明るい雑木林の坂道を下って行きます。途中、赤松林の登山道には強清水まで20mの道標があります。
小さな沢の中には清水が湧いています。冷たい水に喉を潤しながら車を停めた当郷の登山口を目指すことにしました。