十二ヶ岳登山口-(0h25m)-見通し台-(0h35m)-十二ヶ岳-(0h50m)-十二ヶ岳登山口
小野川温泉の北に連なる十二ヶ岳、中ノ岳と小野子山は小野子三山と呼ばれ、低山ながら屈指の展望を楽しめる山としてガイドブックにも登場しています。
小野川温泉から林道を登って行くと駐車場があります。登山口からは針葉樹の林の中を緩やかに登る道が始まります。程なくすると登山道は明るい雑木林の中を緩やかに登って行くようになります。途中には図根点を見付けることもできました。
緑色の登山道を緩やかに登って行くと見通し台の道標がありました。展望が広がる岩の上に立つと目に前に十二ヶ岳の山頂、その奥には白く濁った空の下に小野子山の山頂を見つけることができます。
ここからは十二ヶ岳へ向かっての急坂が始まります。登山道にはツツジなどの花が咲き残っていますが標高が低いためか目立った花を見つけることはできません。急な登りにひと汗を流して登り詰めた稜線は大原から登ってくる道を合わせるところです。なだらかになった稜線を少し進むと左手に女坂の巻き道が分かれています。固定ロープが張ってある急坂をひと登りすると十二ヶ岳の山頂にたどり着きました。
広く開けた山頂には三角点と山頂を案内する表示板があります。上越国境から浅間山、正面には榛名山などさえぎる物のない広い展望のを楽しめると言われる山頂も、濁った空の下では僅かに中ノ岳から小野子山の稜線を眺めることができるだけです。この山は空気が澄んだ晩秋の頃に訪れるのが良い山のようです。
山頂で一休みをしたのち中ノ岳、小野子山に向かうことのできそうですが、天気の良い時にでも再び訪れたほうが良さそうです。今日は、往路度たどり車を停めた登山口に戻ることにしました。