道の駅みょうぎ-(0h10m)-妙義神社-(0h20m)-中道入口-(0h40m)-大黒の滝-(0h20m)-第二見晴-(0h35m)-本読みの僧-(0h25m)-あずま屋-(1h00m)-大砲岩分岐-(0h10m)-第四石門-(0h20m)-第三石門-(0h20m)-第二石門-(0h40m)-石門入口-(1h30m)-道の駅みょうぎ
今年のゴールデンウィークは妙義山の山門をめぐるハイキングに行くことにしました。妙義山の山腹に続くこのコースは、第一石門から第四石門にかけて見上げるような岩峰をめぐる軽い岩登りが楽しめるコースとして、多くのハイカーで賑わうところです。
道の駅みょうぎの駐車場からは妙義神社に向かうことにします。赤く塗られた山門をくぐり抜けるとその先に急な石段。数年前の土砂崩れの復旧工事でここから先は通行止め。参拝は右手の仮本社で行われていました。
本社の脇からお中道への道が続いていましたがこれも通行止めです。一度、道の駅の裏にもどり地元野菜の直売所脇から登山道に入ることにします。大きな杉の木がそびえ立つ暗い道を登り始めると程なく本社に続いている道を合わせ中道のハイキングコースが始まります。
芽吹いたばかりの優しい緑に覆われた雑木林の中に続く登山道は、緩やかに第一見晴へ向かい登って行きます。わずかに視界が開けた第一見晴からは晴れ渡った青空の下に金鶏山の岩峰がそびえていました。
タチツボスミレやマルバスミレなどの春の花を眺めながら緩やかに登山道を登って行くと大黒の滝にたどり着きます。白雲山の沢から流れ落ちる水を集める小さな滝で、その名のように黒っぽい岩から一条の滝ら流れ落ちていました。
ここからも緩やかな登山道が続いています。ほどなく現れた小さな岩峰が第二見晴です。鎖が張られた岩の上に立つと目の前にはギザギザとした頭を持ち上げる金鶏山。若葉色の木立の先には金洞山の岩峰がそびえていました。
相馬岳の岩峰の下を巻くように進んでいく登山道は本読みの僧にたどり着きます。赤いちゃんちゃんこを着せられたこの石仏は中道コースの中間点と言います。
登山道わきのあずま屋で昼食をしたのち大砲岩の分岐に向かいます。ジグザグに続く急な登りに汗を流しながら沢を巻くと手摺が付けられた鉄梯子で細い岩尾根を登って行くようになります。左手は沢に向かって深く切れ落ち、手摺が無ければ結構恐ろしげなところです。
たどり着いたところは見上げるような岩庇の下に付けられた細い道で、工事用の鉄板が敷かれ手摺も付けられていました。関東ふれあいの道として整備されていることもあり、道標だけでなく登山道も整備が行きとどいえいるようです。
たどり着いた稜線の先が大砲岩への分岐です。小さな展望台の上に立つと目の前にはゆるぎ岩や大砲岩などの岩峰。振り返ると相馬岳から白雲山へと続く岩峰が春の陽の輝く若葉の上にそびえていました。
少し下ったところが第四石門。石門をめぐる観光客もここまでやってくる所で、立派なあずま屋も建っています。関西訛りの初老のパーティはツアー登山の一行のようです。カナビラとシュリンゲの簡易ハーネスを付けていたので、岩場を登ってきたのでしょうか。何処の山の会もそうでしょうがこのパーティも女性の方が元気が良いようです。
石の階段を下ったところが第三石門です。鎖をたどり沢を巻くように小さな石門に。しかしその先は通行止めになっていました。
さらに少し下ると石門群のハイライト第二石門です。小さな鎖場を登ると石門に向かった20メートルほどの鎖場が現れます。ここはツルベサガリと呼ばれるところでそれほど急ではないものの狭い岩溝を鎖を頼りに上って行くところです。
石門を越えるとタテバリと呼ばれる下りの鎖場です。その先がカニノヨコバイ。目の前が10メートほど切れ落ちていることもあり、子供たちは少し緊張する所のようでした。
第一石門をくだると石門入口です。ここからは道の駅に向かって長い車道歩きが始まります。目の前には里ザクラが満開を迎えるさくらの里が広がっています。キノコ館の駐車場も満車のようで、ゲートの前には数台の車が駐車を待っていました。振り返ると里ザクラの先に逆光を浴びた妙義山の岩峰がシルエットとなってそびえていました。
一本杉がら山道をたどった方が歩く距離が少ないようです。しかし入口を見落としためか金鶏山の山裾を巻くようにして道の駅へ向かいました。石門入口から6kmほど、やはり下山後の車道歩きは辛いものがありました。