品川神社の境内にある神社です。ここは品川富士と呼ばれる富士塚がある神社です。現地の案内板によると明治2年(1869年)北品川宿の丸嘉講社により作られましたが神仏分離で破壊され、明治5年に再構築し、大正11年に現地に移築されたと言います。
江戸中期に盛んになったという富士講は、先達に率いられ富士山の集団登拝を目指すものですが実際に登拝できない人のため村内に富士塚などの遙拝所を設けました。ネットなどによると東京都内には73ヶ所に富士塚があったとされます。
現在も7月1日前後の日曜日、講員一同が白装束に身を包み登拝を行っていると言います。
江戸七富士は品川富士(品川神社)、千駄ヶ谷富士(鳩森八幡神社)、下谷坂本富士(小野照崎神社)、江古田富士(茅原浅間神社)、十条富士(十条富士神社)、音羽富士(護国寺)、高松富士(長崎浅間神社)、これに高田富士(水稲荷神社)を加え八富士ということもあると言います。