都民の森駐車場10:00~三頭大滝10:40/45~三頭沢テラス11:10/30~ムシカリ峠12:30/40~三頭山西峰13:00/14:00~鞘口峠15:10/25~都民の森駐車場15:50
山の会の仲間との山行は三頭山です。新型コロナの感染で緊急事態や蔓延防止などが続いてきましたが3年ぶりに規制がないゴールデンウィークです。しかし近場での行楽を楽しもうとする人が多いようで、高速道路もそれほど目立った渋滞はないようでした。
武蔵五日市の駅前で待ち合わせ、都民の森へと向かう数馬行きのバスには長い行列ができています。
武蔵五日市駅からは檜原街道へ、サイクリングを楽しむ若者が多いもののそれほど渋滞はしていません。たどり着いた都民の森の駐車場はすでに満車です。近くの数馬臨時駐車場まで送迎のバスがあるということで800mほど月夜見峠側に登って行きます。都民の森の駐車場が満車となったのは初めてのことでした。
都民の森の駐車場からは森林館へと続く舗装道路を登って行きます。やがて道はチップが敷き詰められた遊歩道を緩やかに三頭大滝へ、道端には春の花が咲き始めています。栽培されたものでしょうがシラネアオイもピンクの花を付けていました。
三頭大滝からは沢沿いの道を登って行きます。小さな渡渉を繰り返しながら沢沿いの道を登って行くと野鳥観察小屋への分岐、大きな木のテラスがあるところです。目の前にはすでに花も終わりかけたキブシ、見上げるミズナラの梢はまだ新芽が芽吹きはじめと言ったところでした。
たくさんのハイカーが登って行く沢にはコガネネコノメの黄色い花、ワチガイソウやヤマエンゴサクなどの花を見付けることができます。この沢は秋川の源流で山頂直下近くまで小さな流れが続いていました。
ムシカリ峠は三頭山から続く笹尾根上の峠です。近くには三頭山の避難小屋もあるところです。現地の案内板では山頂まで20分ほど、しかし急な木の階段の登りは息が切れるところでした。
たどり着いた三頭山の西峰は広く開けたところです。南側からは富士山が見えるはずでしたが白い雲に包まれています。北側はなだらかな石尾根、左には雲取山、目の前にそびえるい小さなピークは鷹ノ巣山です。
山頂はたくさんのハイカーで賑わっています。我々も木の根に腰を下ろし担いできた山鍋をすることにしました。今日のメニューはカレー味のシチュー、フィットチーネの生メンです。コッヘルや食材などでザックは9KGほどだったと思いますが、思いのほか重たかったのは山鍋でした。
帰りは鞘口峠へと下ることにします。中央峰や東峰への道をまきながら芽吹きの始まった尾根道を下って行きます。南斜面でないこともありまだ芽吹きも浅くミツバツツジの蕾さえも開いていません。
心地良い稜線、すでに2時になろうとしていましがまだ山頂を目指して登って来る人も多いようです。駐車場から2時間ほどで山頂に立てる気軽さから子供連れのハイカーも多いようです。
見晴らし小屋のピークは巻き道を下ります。道標では点線の道、小さな岩場は左手が切れ落ち初心者では避けたほうが良さそうなところです。
やがて道はヒノキ林の中をジグザグに下り鞘口峠にたどり着きました。ここから僅かに下ると森林館、さらに下ると都民の森の駐車場です。
数馬臨時駐車場への送迎バスは16時半ころが最終とか、たどり着いた駐車場には我々のほかまだ1台車が残っていました。
森林館の周辺にはたくさんの山野草が植えられています。フッキソウやハシリドコロなどのほかシラネアオイが咲いていました。ヤマシャクヤクの蕾も膨らんでいました。
大滝沢も思いのほか多くに花が咲くところです。この時期はヒゲネワチガイソウや小さなコガネネコノメが咲いていました。またムシカリ峠近くのブナの斜面には珍しいオニクも見付けることができました。