山北つぶらの公園8:40~東屋9:10~展望台9:45/10:00~大野山10:15/11:00~地蔵岩12:10/25~東屋13:25~山北つぶらの公園13:50
昨年の暮れから感染が広がり始めたオミクロン株は、年明けから急激に感染者数が増加し、全国の新規感染者数は4万人を超えるようになりました。
このため、21日からは東京都や神奈川、埼玉、千葉、群馬、愛知、岐阜などに蔓延防止の適用が行われることになりました。ネットの記事では近くにも感染者が発生したとか、身近にコロナの影が迫り始めているようです。
今日は山の会の仲間と近くの大野山の山行です。丹沢の入門コースとして人気のハイキングコースですが山北駅か谷峨駅から登る人が多いようです。今回は山北つぶらの公園に車を停め山頂を周遊することにしました。
山北つぶらの公園の登山者駐車場は20台ほどの車が停まれるところ、あまり利用されていないようで閑散としていました。
駐車場奥に付けられた道を緩やかに登って行きます。しばらく登ると谷峨駅から登って来るハイキングコースを合わせ大野山の山麓をめぐる舗装道路にたどり着きます。
谷峨駅から登ってきた2人連れのハイカーは山頂で山鍋をするとか大きなコンロを背負っていました。
ここからは明るいカヤトの斜面を登る階段の道です。視界が開けると青空の下に大きな富士山、宝永火口がある静岡側の斜面は雪が山麓近くまで積もっているようでした。
しばらく登るとフクロウが置かれたベンチ、ここはスカイツリーの高さと同じ標高634mと言います。
ジグザグを繰り返しながらたどり着いた山頂の肩には東屋があります。ここもまた富士山の展望が良いところでした。
山頂周辺までは車で登って来ることができるところで、薄暗いヒノキ林の脇をたどると明るく開けた山頂広場にたどり着きました。
可愛らしウサギが建つ山頂標識からは目の前に富士山、三国山や御正体山のから続く稜線は大室山、檜洞丸、蛭ヶ岳から丹沢へと続いていました。
時計はまだ10時を過ぎたばかり、少し早いようですがベンチでお昼を食べてから地蔵岩コースを下ることにしました。
明るいカヤトの山頂周辺は牧場が広がるところです。山頂直下まで車で登ることができるようで車止めゲートの脇には広い駐車があります。
登山道は薫る野牧場から道を右に、まっすぐに下って行く急な階段は段差も大きく結構疲れるところです。山北駅から登って来るとこの長い階段を登るようになるためか、ネット上の山行記録では谷峨駅から登って来るものが多いようです。
しばらく下ると雑木林の中を下って行く道になりますが途中では橋が崩落しているところも、昨年は台風による通行止めとなっていたところようで、鎖が張られた巻き道が付けられていました。
さらに下ると右手に地蔵堂があります。地元の人が祀った手作りのお堂のようで、壁には水子地蔵や地蔵和賛が掲げられていました。一節に「能化の地蔵尊」、Wikiによると「のうげ」は仏教の言葉で、師として人を教え導く者。衆生を教化する仏、菩薩などを表すようです。
ここからは車を停めた山北つぶらの公園まで、標高差150mほどの舗装道路歩きです。途中、小さな集落の先で道を左に、思いのほか急な坂を登って行くと東屋の側にたどり着きました。
天気予報でも箱根周辺では午後からは雪も降るとか、曇り始めた冷たそうな空からは小さな雪もパラパラ落ちてきました。
たどり着いた駐車場には山頂を往復したハイカーの車が1台、やはり地蔵岩コースを利用するハイカーにとってこの駐車場は利用しにくいいところのようでした。