丹沢湖駐車場11:30-(0h10m)-浅瀬入口11:40-(1h10m)-692m付近12:50/55-(1h10m)-権現山14:05/25-(1h25m)-浅瀬入口15:50-(0h10m)-丹沢湖駐車場16:00
丹沢には権現山が2つあります。ネットなどでは畦ヶ丸の近くにある権現山は箒沢権現山、今回登ろうとする権現山は世附権現山と区別している記事もあります。同じ山域に同じ名前の山があるのは紛らわしいものです。
丹沢湖の湖畔には無料の駐車場があります。ここに車を停め永蔵橋を渡ると世附峠への県道を左に分ける浅瀬入口です。落合トンネル脇に権現山への登山口がありました。晶文社のエリアマップにも道が不明瞭となっていますが、登山口の案内板には初心者の利用は避けるようにと書かれていました。
枯れ葉が厚く積もる雑木林の中を登って行きます。やがて暗い杉林の中を登るようになった登山道はジグザグを繰り返しながら560mの稜線へ。途中には壊れかけたシカ避けの柵もありました。
ふたたび明るい雑木林の稜線を登って行くと葉を落とした木立の先に世附峠、その上には白い雪を被った富士山がそびえています。振り返る丹沢湖は明るい秋の日を浴びたコバルトブルーの水をたたえ、散り残った赤や黄色の紅葉に映えています。
幾分緩やかになった登山道は756mのピークを目指して登って行きます。
途中の道端で一息を入れたのち、山頂へ0.9kmの道標に励まされながら急な登りに汗を流します。落ち葉が厚く積もった斜面はふみあとも不明瞭なところもあり思いのほか急な登りでした。
見上げる露岩の先は山頂と思いましたが山頂はまだここから0.5kmとか、幾分緩やかになった登山道には僅かに雪も残っています。
たどり着いた山頂には三角点とベンチがあります。僅かに丹沢の山並みが見え隠れしていますが木立に覆われた山頂からの展望は期待できません。ここからは細川橋へと下る道、地形図には出ていないもののミツバ岳への道も続いているようです。
車を停めた丹沢湖の駐車場は4時で閉門するとか。これから細川橋へと下るのでは少し時間が足りないようです。急な下りに気を付けながら浅瀬入口を目指して下るとこにしました。
案内板にも書かれていましたが枯れ葉が登山道を覆うこの時期、薄いふみあとは道を失いそうなところもあります。特に661mのピークの先には斜面を下って行くふみ跡が幾つも続いていて道を間違いそうになりました。