白駒池駐車場11:25~青苔荘11:50~白駒荘12:15/13:30~2165m付近13:50/55~高見石小屋14:20/55~白駒池駐車場15:50
今年は6月末の梅雨明けから連日の猛暑でこの時期、低い山には登れそうにありません。山の会の仲間とともに軽い山行は標高も高く少し涼し気なところと言うことで白駒池から高見石を目指すことにしました。
白駒池の大きな駐車場は平日にもかかわらずたくさんの車です。白駒池まではスニーカーでも散策できると言うことで、観光気分の若者や小さな子供、お年寄りの手を引いた家族連れなども訪れるようです。
白駒池の入り口からはコメツガの林中に続く木道歩きです。苔に覆われた林は日差しが遮られることもあり思いのほか涼しげ、下界では36度をそれほど汗もかかないようです。
程なく道は青苔荘の分岐へ、左手に道を進むと小綺麗な青苔荘にたどり着きました。昨年の夏合宿ではこのテン場にテントを張って天狗岳へと向かう予定でしたが生憎の台風で中止となったところです。
テン場の脇からは白駒池を周遊する木道が続いています。しばらくすると信濃路自然歩道の道標、あまり利用されていないようですがネットなどで調べると浅間山周辺の白糸の滝などハイキングコースとして歩かれているところも多いようです。
苔に覆われたコメツガの林はもののけの森と呼ばれるところとか、映画もののけ姫にちなんで名づけられたのか苔むした岩に空いた穴はもののけが住むところでしょうか。
ニュウや高見石への道を左に分けると白駒荘です。2017年12月に火災で新館が焼失したとか、現在は新館の建て替えが行われ春からは旧館で営業が再開されたと言います。
白駒荘前のベンチで昼ご飯、今日のメニューは白玉フルーツポンチとカレー鍋です。
>白玉フルーツポンチ 6人分
材料:フルーツ缶:1缶、白玉:18個、つぶあん:適量、サイダー:1瓶
作り方:フルーツ缶はタッパに入れて冷凍、つぶあんはジップロックで冷凍、サイダーも冷凍します。白玉は茹でたのち急速冷凍してジップロックに入れ持って行く。
白玉が凍っていれば熱湯で軽くゆでる。フルーツ缶、白玉を器に入れサイダーをかける。餡をのせて出来上がり。
>カレー鍋 6人分
材料:鶏肉団子:18個、ソーセージ:2種6本、シメジ:1/2パック、エノキ:適量、玉ねぎ:1/2個、ブロッコリ:適量を小房に分け、人参:適量、パブリカ:少々、ピーマン:少々、キャベツ:適量、油揚げ:1枚、にんにく:2かけら、コンソメ:3個、市販のカレールー:3個、コショウ:少々、めんつゆ:少々、ミックスチーズ:適量、ご飯:お握りにして2個程度
作り方:ブナシメジ、エノキは石突を切りジップロックへ、野菜は適当に切りジップロックに入れ持って行く。
鍋に刻んだニンニク、キャベツを除いた野菜、シメジ、エノキ、薄めに切ったウインナー、鶏肉団子を入れる。ひたひたになるまで水を入れ野菜が柔らかくなるまで煮る。キャベツを加えひと煮立ち。火を止めレールーを入れる。再び火にかけコショウ、めんつゆで味を調え出来上がり。
残ったカレースープにお握りをくずし入れひと煮立ち、ミックスチーズを加えてカレー味のリゾットです。
山ごはんは少なめに、カレー鍋が余ったときは持ち帰るのも大変です。
昼食ののち高見石に向かうことにします。白駒池からはコメツガの林の中の登りが始まります。苔むした石がごろごろと転がる登りはそれほど急でないもののあまり歩き易い登りではありません。麦草峠から丸山を越えて来たのかたくさんのハイカーが下ってきます。
たどり着いた高見石小屋は大きなテラスのある山小屋です。冬には雪の少ない北八つのスノーハイクを楽しみにたくさんのお客で賑わうところと言います。
小屋の脇の小高い岩場が高見石、ごつごつと積み重なる岩の上に登るとコメツガの林の中に白駒池が青い水をたたえていす。岩に覆われた山頂には小学生など一行で賑わっています。曇りがちな空の下では山並みを確かめることもできませんでした。
山頂に登ってきた大きなザックを背負った男の子のパーティ、話を聞くと滋賀からバスでやって来たとか。白駒池から登り始め今夜は黒百合ヒュッテでテントを張ると言います。明日は天狗岳、硫黄岳を越え赤岳などに向かうのでしょう。大きなザックは20kgほどとか、やはり若いと言うのは頼もしいものです。
高見石小屋の前で一休みしたのち、白駒池の駐車場に戻ることにします。コメツガの林の中の道は渋ノ湯に向かう道や丸山に向かう道を左に分けます。道標は整備されていますが多少判りにくいところです。
緩やかに下って行くコメツガの林は緑の苔に覆われ、まさに苔の森を彷徨すると言ったところです。しばらく下ると青苔荘への分岐にたどり着きました。僅かに下ると車を停めた駐車場は目の前でした。