北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅10:10-北横岳ヒュッテ11:20/12:00-北横岳12:20/30-北横岳ヒュッテ12:45/50-山頂駅13:35-アルペンフラワーガーデン14:30/40-北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅15:15
昨年は7月10日に梅雨が明けましたが今年はまだしばらく先のようです。大気が不安定と言う天気予報の中、八ヶ岳の周辺は何とか天気も持ちそうと言います。
中央道の諏訪南ICから別荘などが建ち並ぶビーナスラインを登って行くと北八ヶ岳ロープウェイ駅にたどり着きます。梅雨の中の平日とあって広い駐車場も訪れる車は多くありません。
100人乗りのロープウェイは茅野の街並みを眼下に見下ろしながら坪庭へと登って行きます。梅雨空の重そうな雲の下には入笠山から杖突峠への稜線が見え隠れしていました。
ロープウェイの標高差は466m、山頂駅が近づくと辺りは白いガスの中です。下界では蒸し暑かった気温もかなり下がっているようです。
山頂駅の先からは坪庭の遊歩道が始まります。大きなキツツキが目立つ道標の傍には北八ヶ岳周辺の案内板が建っていました。
良く整備された遊歩道には初夏の高山植物が咲いています。黒い溶岩の中に続く遊歩道は第一休憩所へ、さらに進むと北横岳への分岐点です。
ここで道を左に、山頂付近では雨が降っているようで雨具を着込んだハイカーが下ってきます。
一度と小さな沢に下った登山道はコメツガの林の中を緩やかに登って行きます。登山道は白い霧に包まれ木立の間から見えるはずの縞枯山さえも見えていません。
やがて登りもひと段落すると北横岳ヒュッテです。広い小屋の前のベンチでは昼ご飯を楽しんでいるハイカーが数組、我々もベンチに腰を下ろし担いできたレモン鍋を造ることにしました。キュート鍋の素、イオンの鶏から揚げとキャベツ、長ネギ、カイワレ、レモンの簡単レシピです。キュート鍋の味は今一つ、塩麹味のレモン鍋のレシピもネットにありましたので今度造ってみましょう。
北横岳ヒュッテからは急坂をひと登り、ハイマツが目立つようになると南峰の山頂です。三角点が置かれた山頂は広く開けていますが展望は期待できません。
南峰からは北峰に向かいます。頭の落ちた石仏と文字が擦れた石碑が祀られた山頂も展望は期待できません。北峰からは大岳を経て双子池へ、南峰からは亀甲池、蓼科山へと向かう道が分かれていました。
山頂からは坪庭に下ることにします。途中、三ツ岩、雨池山を廻り雨池峠に下る道が分かれていますが軽装の人は立入禁止の案内がありました。
霧の登山道を下ると坪庭の分岐です。ここを左に、良く整備された遊歩道にはあまり目立った花は咲いていません。急な階段を下ると良く整備された木道が敷かれています。ここは車椅子でも訪れることができるようです。
ロープウェイの山頂駅からはロープウェイの脇を下って行くことになります。笹原の急坂をジグザグに下って行きます。
リフトの山頂駅近くには高山植物を集めたアルペンフラワーガーデンがあります。この時期、ヒメシャジンの花が咲いているかと思っていましたが葉さえも見付けることができませんでした。
あまり雨にあたりませんでしたがやはり梅雨空、アルペンフラワーガーデンでわずかに蓼科山を見付けることができただけでした。
坪庭の遊歩道にはテガタチドリやチョウジコメツツジ、シナノオトギリなどの花を見付けることができます。シラタマノキやクロウスゴ、ウラジロヨウラクなどもあますがすでに花の時期は過ぎているようです。
ロープウェイの山頂駅からゲレンデ脇の坂道を下って行くとアルペンフラワーガーデンです。今はイブキジャコウソウが満開、シロバナジャコウソウの花も見付けることができまました。