焼山峠13:00-小楢山14:30/15:00-焼山峠16:05
たどり着いた焼山峠からは雑木林の中をたどる登山道が始まります。登山口近くには子授け地蔵と呼ばれるたくさんのお地蔵さんが祀られています。
このお地蔵さんに子授けを祈り1体を自宅に持ち帰り、子供が授かったら2体にしてこの地にお祀りすると言います。最近お祀りされたのか新しいお地蔵さんも多いようです。
緩やかにコブを拾いながら登って行く登山道は蜘蛛の巣が多いところです。山頂から下ってきた夫婦連れも蜘蛛の巣がひどいと言っていました。登山道はすでに秋の気配が漂い始めています。目の前のカラマツは黄金色に色づき始めていました。
しばらく登ると新道と旧道の分岐、新道は急な木の階段を登って行くようですが我々は右手の旧道を登ることにします。新道からの道を合わせるところには的石と呼ばれる大きな石がありました。
さらにしばらく進むと小楢峠への道を分ける分岐です。ここから左手の斜面をひと登りすると小楢山の山頂です。
広く開けた山頂からは塩山の街並みの先に大きな富士山、その右手には青く霞んだ南アルプスの山々を一望するパノラマが広がっています。
三角点の置かれた山頂には展望図と山頂標識、その傍の案内板には山名の由来などが書かれていました。山頂一帯はつつじで有名な錫杖ヶ原、この時期ははリンドウやヤマラッキョウの花が咲いているだけでした。
山頂で展望を楽しんだのち焼山峠に戻ることにします。途中、小さな鞍部から林道に下り焼山峠に戻りました。