最乗寺 


 寺社の種類:曹洞宗の寺院
 山号:大雄山
 創建の時期:応永元年(1394年)
 本尊:釈迦牟尼仏、脇侍仏:文殊菩薩普賢菩薩
 所在地:神奈川県南足柄市大雄町1157
 訪問日:2015年11月21日、2018年9月23日

 

了庵慧明禅師により草創された曹洞宗の古刹です。創建に貢献した道了が寺の完成と同時に天狗になり身を山中に隠したと伝えられることから道了尊とも呼ばれています。

 2015年11月21日訪問


バス停近くには土産物屋さんが店を出しています。名物は天狗の葉うちわ煎餅、いろいろなお土産が並べれれていますが訪れる人は多くないようです。

暗い杉木立の中を登って行く参道には古い石碑や奉納碑が建ち並んでいます。瑠璃門の手前には色付き始めた紅葉、これを目当てに訪れたのかカメラを構える人が目立ちます。

瑠璃門の中には大書院や僧堂などの建物が建ち並んでいます。さらに進むと結界門、その先の長い階段を登ると道了尊を祀る御真殿です。

境内には真っ赤な天狗の高下駄があります。高下駄は左右そろってその役割をなすことから、夫婦和合の御利益があると言われています。

バスの終点には土産物屋
杉木立の参道に奉納碑
参道に大慈院というお堂
杉木立の参道を登って三門へ
大雄山の縁起
石橋の先はトイレ
杉木立の中を登る石段
石段の先に総門
境内の案内板
紅葉が色付く尚宝殿
真っ赤な紅葉の先に瑠璃門
瑠璃門
境内の正面に大書院
池の中に光明亭
境内の僧堂
真っ赤な紅葉
石段の上に本堂
護国殿の扁額
本堂の内陣
本堂の隣は開山堂
開山堂脇に金剛寿院の石碑
参道の石碑
金剛水堂
紅葉の先に結界門の石段
鐘楼には彫刻
石段の上に多宝塔
御供橋の先に結界門
洗心の滝
結界門
長い石段の上に御真殿
御真殿の内部
高下駄
高下駄
十一面観音
道了尊の石像
三面大黒殿

 

 2018年9月23日訪問


まだ残暑も残る9月は秋雨の時期、紅葉には少し早いものの境内には車で訪れた観光客もいました。

大書院や御真殿に参拝してから明神ヶ岳へ登ろうと思いましたが途中で暑さのため中止、奥ノ院に立ち寄り駐車場に戻りました。

境内の奥に大書院
石段の上に本堂
護国殿の扁額
登山口に高下駄
奥之院
奥之院
十一面観音の扁額
長い石段を登る参拝客
振り返る長い石段
参道にカラス天狗
参道にカラス天狗
山門の先に長い石段

 関連記録・コース


 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

智慧をつかさどるとされる菩薩。普賢菩薩とともに釈迦に侍す。智慧の威徳を示す獅子に乗る。

 

 普賢菩薩(ふげんぼさつ)

仏の真理や修行の徳をつかさどる菩薩。智慧の文殊菩薩とともに釈迦の脇侍。白象に乗り合掌している。

 

 関東三十六不動霊場(関東三十六不動霊場)

昭和62年(1987年)に開創された不動霊場。神奈川県・東京都・埼玉県・千葉県内にある36箇所の不動明王霊場寺院をめぐる札所。

1番 雨降山大山寺、2番 大雄山最乗寺(道了尊)、3番 成田山横浜別院、4番 大聖山真福寺、5番 清林山佛乗院、6番 神木山長徳寺、7番 金剛山平間寺(川崎大師)、8番 高尾山薬王院(高尾山)、9番 高幡山明王院、10番 田無山総持寺、11番 亀頂山密乗院、12番 寶勝山蓮光寺、13番 大聖山東朝院、14番 神霊山慈眼寺、15番 明王山聖無動院、16番 竹園山最勝寺、17番 瀧轟山明王院、18番 泰叡山瀧泉寺、19番 牛宝山明王院、20番 成田山東京別院、21番 川崎大師東京別院、22番 阿遮山円満寺、23番 砂尾山橋場寺、24番 龍光山三高寺、25番 皿沼山永昌院、26番 五智山遍照院(西新井大師)、27番 成田山川越別院、28番 星野山無量寿寺(川越不動)、29番 不動山白山寺、30番 玉嶹山總願寺(不動ケ岡不動)、31番 光岩山彌勒密寺、32番 普和山最上寺、33番 妙高山大聖院、34番 幸野山宝勝院、35番 阿舎羅山大聖寺(波切不動)、36番 成田山神護新勝寺(成田不動)

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

 普賢菩薩(ふげんぼさつ)

仏の真理や修行の徳をつかさどる菩薩。智慧の文殊菩薩とともに釈迦の脇侍。白象に乗り合掌している。

 

 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

智慧をつかさどるとされる菩薩。普賢菩薩とともに釈迦に侍す。智慧の威徳を示す獅子に乗る。

 

TAG:関東三十六不動、明神ヶ岳から明星ヶ岳 2015.11.21、明神ヶ岳 2018.9.23
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