龍宝寺 


 寺社の種類:曹洞宗のお寺
 山号:陽谷山
 創建の時期:16世紀中頃、開山は泰絮宗栄
 本尊:釈迦牟尼佛
 所在地:神奈川県鎌倉市植木128
 訪問日:2015年8月13日

 

玉縄城2代城主北条綱成が建てた瑞光院がこの寺のはじまりで開山は泰絮宗栄と伝えられます。天正3年(1575年)4代城主氏勝が3代城主氏繁を弔うため現在の地に移し、氏繁の戒名により龍宝寺として建立しました。創建以来、玉縄北条氏の菩提寺で、綱成、氏繁、氏勝の位牌を伝えると言います。

茅葺の山門
龍宝寺の案内板
龍宝寺の石碑
禁葷酒の石碑
茅葺の山門
北条氏の家紋がめぐらされた本堂
お盆の飾りが付けられた本堂
参道に小さな祠

玉縄幼稚園の脇から続く参道にはガマやミソハギなどが花を付けています。ボタンの咲くお寺のようですがすでに花の時期は終わっています。

玉縄北条氏の供養塔
供養塔の案内
旧石井家の家屋
金比羅大権現のお堂
金比羅大権現のお堂
古い新井白石の石碑

参道には小さなお堂のほか金比羅大権現のお堂が祀られています。その隣には新井白石の石碑がありました。新井白石は江戸中期の政治学者、城廻に家禄を得たことから龍宝寺に200石を献上したとされています。

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

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