今熊神社8:00~410m展望台8:25/30~今熊山8:50/9:00~578m伐採地9:45/55~刈寄山10:45/11:30~578m伐採地12:25/35~今熊山13:20/35~新多摩変電所14:15~金剛滝手前14:20~新多摩変電所14:30/40~今熊神社15:00
新型コロナの蔓延防止が大阪などに発令されて1週間、イギリス型の変異株が多いのか感染者は増加の一途をたどっています。
今日からは東京などにも蔓延防止が適用されましたが感染の再拡大が抑えられるか気になるところです。
今熊神社の周辺はミツバツツジが咲くところとしてガイドブックなどでも紹介されているところです。今日は山の会の仲間とミツバツツジと萌黄色に包まれた山歩きを楽しむハイキングです。
今年の花ごよみは足早に過ぎ去ろうとしているようです。たどり着いた今熊神社のミツバツツジはすでに花の盛りを過ぎていました。例年であればたくさんのハイカーで賑わう駐車場も閑散としていました。
今熊神社の拝殿に参拝してから石段の山道が始まります。ジグザグを切りながらたどり着いた稜線は今熊山園地、参道の石の階段をひと登りすると今熊山の山頂にたどり着きました。
広い山頂広場にはサクラの花びらが舞い散っています。やはり今年の山の季節は2週間ほど早く過ぎ去ろうとしているようです。
山頂でからは刈寄山に向かうことにします。若葉色に包まれた良く踏まれた道は採石場の脇を通りながら緩やかに尾根道を登って行きます。
登山道脇に広がる伐採地は奥多摩の展望が広がるところです。大岳山の山頂から続く稜線には御岳山、日の出山などの頂を見付けることができます。日の出山から続く長い稜線は金毘羅尾根、その先は武蔵五日市へと続いているようです。
この伐採地は舟子尾根の斜面に広がるところで、稜線から長いワイヤーケーブルで木材を吊り下していました。実際に木材の切り出しをしている作業を見たのは初めてでした。
平日と言いながらこのコースを歩く人も数組、比較的楽なコースと言うこともあり単独行の若い女性も目立ちます。
暗い杉木立から左に下って行く道は入山峠、市道山、陣馬山へと続く道。ここは奥多摩山岳マラソンのコースとなっているところです。かつて臼杵山から市道山、刈寄山へと縦走したとき、激しいアップダウンが続いた峰見通りはこの先だった記憶が蘇ってきました。
緩やかに登った647mのコブ、山頂周辺の杉の木は北八ヶ岳の縞枯れのようには立ち枯れています。左手は展望が広がる伐採地で、なだらかな稜線は市道山から峰見通り、その先には陣馬山が見えているようですがなかなか同定は難しいところです。
一度小さく下った山道は刈寄山の山頂へと急な木の階段を登って行きます。ひと登りした東屋の先は三角点が置かれた山頂です。北側の視界は開け金毘羅尾根周辺から奥武蔵の稜線が見えているようでした。
山頂でかなり早い昼食の後、往路をたどり今熊山へ下ることにした。当初は山頂直下のから刈寄林道へ下る予定でしたが急な下りは荒れ沢沿いの道は判り難いと言います。多少時間はかかるようですが往路を下ったほうが賢明なようです。
緩やかに下って行く登山道は巻き道へ、ここから真っすぐに登って行く踏み跡は舟子尾根へと登って行くようです。ヤマレコなどでも紹介されているⅤルートで金剛滝や刈寄川へ下ることができるようでが道は不明瞭で荒れているようです。
新緑のハイキングコースはやがて今熊山へと登り返します。ここからは金剛滝への道を下ることにしました。雑木林の中の急坂をジグザグに下る道ですがそれほど危険なところはありません。途中、金剛滝へと下って行く道がありましたが通行止め、その先にも滝下に下る道がありましたがこちらも崩壊した急坂と言います。
新多摩変電所で道を左に、道端の案内板には道が荒れているため金剛滝の見物が見合わせてほしいとか、滝への下りも50mほどありそうなので途中で車を停めた今熊神社の駐車場へ向かうことにしました。
期待していてミツバツツジの群生は見られませんでしたが新緑のハイキングコースには咲き残ったミツバツツジ、目を登山道に落とすとホウチャクソウやチゴユリなど春の花を眺めることができた軽い山行でした。