武蔵五日市8:25-(0h25m)-幸神神社登山口8:50/9:00-(1h15m)-勝峰山10:15/20-(0h20m)-深沢山10:40/50-(0h50m)-新所沢線No17鉄塔11:40/12:10-(0h35m)-梵天山12:45/50-(0h10m)-白石山13:00/10-(0h10m)-金毘羅尾根分岐13:20/35-(0h10m)-600m付近13:40/14:05-(1h40m)-金毘羅山園地15:35/55-(0h50m)-武蔵五日市16:45
奥多摩の日の出山から武蔵五日市駅へと下る金毘羅尾根は奥多摩のハイキングコースとして家族連れにも親しまれる明るいハイキングコースです。この東側に連なる稜線には1/25000地形図には記されていないものの、明瞭な踏み跡が続いていると言います。
山の会の地図読み山行はこのふみ跡をたどる山行です。たどり着いた武蔵五日市の駅前で3つのグループに分かれ登山口の幸神神社を目指すことにしました。
秋川街道をしばらく歩くと幸神神社です。ふみ跡は目の前の小尾根の上に続いているようですが登山口を示す道標などは見あたりません。ネット際に僅かに見えるふみ跡をたどり小尾根に登ることにしました。
シノダケなどの藪に行く手を遮られながらひと登りすると薄いふみ跡が見つかります。暗い杉の林の中をたどる道は右手から登ってくる道を合わせながら稜線を登って行きます。
程なく道は工事中の林道に出会いました。ここからは明瞭なふみ跡が尾根の上に続いています。勝峰山と書かれた黄色いテープも見付けることができます。
しばらく登ると再び林道です。この道は勝峰山の山頂直下まで続いているようです。我々は途中から右手の稜線を登りました。稜線上には薄いふみ跡が残っているようですがあまり歩かれてはいないようです。
木の根につかまりながらひと登りするとふたたび林道です。振り返ると五日市の街並み、その先には福生や武蔵村山などの街並みが広がっているようですが、霞んだ空の下では何処がどの街なのかは良く判りませんでした。
ここから遊歩道のような整備された道を登って行くと勝峰山の山頂です。山頂は公園として整備されているようでベンチなども置かれています。その隅には三角点と小さな石祠もありました。
勝峰山からは小さく下った後、幾つかのコブを越えて行きます。小さなコブが深沢山と言われるところです。ふみ跡は尾根通しに続いているようでしたが、赤いテープに従い右手の道を下って行かなければならないようです。このコースで唯一間違いやすいところでした。
小さく下った道は幾つかのコブを越えながら登って行きます。木の間越に採石場を眺めながら小さく登ると新所沢No19の鉄塔にたどり着きました。ここからは北側の視界が開け送電電線の先に日の出山から続く稜線が見えています。そろそろお昼になろうとしています。明るい道端に腰を下ろしお弁当を広げることにしました。
ここからも尾根通しの道が続いています。小さなコブには真藤ノ峰、梵天山などと書かれた朽ちかけた道標が木に打ち付けられていました。
フェンスか張られた右手のコブの上には三角点があります。ここは白石山という頂です。1/25000地形図ではこの手前から肝要へと下って行く道があるようですが、砕石の関係なのかフェンスで通行できなくなっています。里山は特にそうでしょうが時間とともに道も付け替えられたり廃道になったりするようです。
小さく下って登り返すと金毘羅尾根の分岐です。ここで地図読みは一旦終了。分岐の下の展望の良い道端で一休みです。目の前には今登ってきた長い稜線を一望することができます。その先には五日市の街並み霞んでいました。
ここからは金毘羅尾根を下るグループと麻布山近くから鉄塔の巡視路をたどり白岩の滝へと下るグループに分かれます。我々は金毘羅尾根をたどり五日市駅に戻ることにしました。
金毘羅尾根は日の出山から下ってくる人、これから日の出山へと登る人など行き交う人も多いところです。良く踏まれた登山道には道標も整備され歩きやすい道です。
展望のきかない尾根通しの道を下って行くと木橋を渡り整備された園地にたどり着きます。4月と言うのにまだ道端には水仙が黄色い花を付けていました。
暗い杉林の中を進むと左手に大きな岩、その下にはしめ縄が張られた石祠が祀られています。その先には琴平神社の社も建っていました。この一帯が金毘羅山、しばらくするとツツジの花が咲き競うところです。展望が広がるベンチに腰をおろして最後の休憩を楽しみました。
ここからは集落へと続く小道を下って行くだけです。道端にはニオイタチツボスミレ、目をあげると桜の蕾は膨らみ始めていましたが開化にはもう数日かかりそうでした。