日蓮宗の高僧日朗上人の弟子である日範上人が開山した古刹です。近くの円徳寺の海岸には日範上人が修行したとされる御経窟があります。
境内には鎌倉と三浦半島の古木・名木50選の選ばれたマキの木、大きなイチョウには乳垂(ちだれ)があります。母乳がよく出るように、あるいは安産などに効能があると言われているようです。
本堂には本尊の釈迦如来・多宝如来、右手の厨子には木像の壽福大黒天、左手の厨子には鬼子母神が祀られています。鬼子母神と延命大黒天の花笠が吊り下げられていました。
仏教の一宗派。鎌倉時代に日蓮が開いた。法華経を所依(しょえ)とし南無妙法蓮華経の題目を唱える実践を重んじ、折伏(しゃくぶく)・摂受(しょうじゅ)の二門を立て、現実における仏国土建設をめざす。
三浦市内に点在する五つの寺院と二つの神社を順拝する全長26Kmの七福神めぐりです。昭和40年(1965)に三浦市観光課と共同で創立されました。
1番福禄寿・妙音寺、2番恵比寿・円福寺、3番毘沙門天・慈雲寺、4番弁財天・海南神社、5番布袋尊・見桃寺、6寿老人・白髭神社、7番大黒天・延寿寺
鎌倉時代の僧。日蓮宗の開祖。安房小湊の漁師の子という。17歳ころから鎌倉・比叡山などで11年間修行研鑽し、法華経こそ至高の経典であるとの確信を得、1253年故郷の清澄山頂で題目を高唱して開宗した。