横須賀街道近くの住宅地の中にある高野山真言宗のお寺です。本尊は阿弥陀如来です。本堂は昭和37年(1962年)に落慶した鉄筋コンクリートづくりの天竺様式(古代インド様式)の建物です。珍しいインド様式の仏塔も建っていました。
寺伝では源頼朝の御家人、平子平右馬丞有長が元暦元年(1184年)に再興した寺であると言われています。有長は頼朝が富士の巻狩りをした時、曽我十郎と刃を併せた人です。
赤い奉納旗がたなびく境内には弘法大師像の隣に毘沙門天像が祀られていました。
真言宗の宗派である。総本山は金剛峯寺。高野宗・高野派とも呼ばれる。全国に約3700の末寺がある。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。