塩水橋9:25~わさび沢出会10:15/25~雨量計11:00~上堂平分岐11:40/55~丹沢三峰の稜線13:00/30~丹沢山14:30/50~天王寺尾根分岐15:30~雨量計16:35/55~塩水橋18:10
ブナの新緑を訪ねて山の会の仲間と計画した堂平への山行は雨で中止。今回はそのリベンジと言うことで塩水橋から丹沢山を目指すことにしました。
たどり着いた塩水橋の駐車場はすでに数台の車で一杯です。平日にもかかわらず紅葉の時期、このコースから丹沢山を目指す人は多いようです。折から塩水林道で工事が行われているようでゲートは開放、5時ごろまではトラックなど工事関係の車が出入りしているようです。
塩水川に沿って登って行く林道をしばらく登ると本谷橋、左手に分かれる道は天王寺尾根やキウハ沢へと続く道です。青空の下には丹沢三峰から続く支尾根、その山肌はすでに赤や黄色の紅葉に彩られています。
幾度かジグザグを繰り返すとわさび沢出会です。カーブミラーの下の白い杭にわさび沢と書かれていますが判りにくいところです。
小さな橋を渡ると左手の樹林帯の中にふみ跡があります。ここも判りにくいところ、ヒノキ林の中をジグザグに高度を稼ぐと堂平雨量計の傍にたどり着きました。その先が塩水林道の終点です。小さな駐車スペースには数台の車が停まっていました。
工事関連の車なのかもしれませんがここまで車で登れると丹沢も気楽なハイキングの山と言うことになるのでしょう。
雨量計の先が登山口です。登山道は緩やかに樹林帯の中を登って行きます。しばらく登るとブナ林、この周辺は神奈川県自然環境保全センターが管理しているところで道標の先は立入禁止となっていました。
付近は今がまさに秋本番。ブナの黄色が青空に映えていますがカエデの赤は今一つ、今年は雨が多く寒さの訪れが遅かったことが色付きを悪くしていくのでしょう。
上堂平からはふみ跡をたどり稜線を目指すことにします。燃えるような紅葉に目を奪われながらジグザグを繰り返すと西峰と瀬戸沢ノ頭の間にたどり着きました。
木道に腰を下ろし遅いお弁当にしたのち丹沢山を目指すことにします。視界が広がる崩壊地からは姫次や黍殻山、それから続く稜線尾上には蛭ヶ岳山荘を頭に載せた山頂が見えていました。
この稜線では木の階段や木道の整備が行われています。まさに整備作業が終わったばかりのようで階段には木の切りくずも落ちていました。
天王寺尾根から登ってくる道を左手から合わせると山頂は目の前です。時間が遅かったのか期待していた富士山はその姿を雲に隠していました。
下山は夕暮れが早いことから堂平から塩水林道を下ることにしました。
天王寺尾根へと下って行く登山道は木道と木の階段の連続です。しばらく下って行くと小さな岩場も現れます。山頂付近はすでに紅葉も終わっているようですがこの尾根道はトウダンやカエデの紅葉が綺麗なところです。
堂平へと書かれた道標に従い道は左手の沢へ。ここもまた木の階段が整備された道です。しばらくジグザグを繰り返すと堰堤にたどり着きました。この付近はヒルが多く出るところとか。すでに0℃を下回った日もあったのでしょう、ヒルには合わないまま沢を越えることができました。
沢の先は上堂平へと登って行った道標があったところです。ここからは樹林帯の中の下りになります。
たどり着いて堂平雨量計で最後の小休止です。時計はすでに5時近くです。しばらくすると早い秋の日は落ち辺りを夕闇が覆い始めます。ここから塩水橋までは5kmほど、夜空に光始めた星を眺めながら林道を下ることにしました。
久しぶりにヘデンのお世話になった山行です。登山口の到着が少し遅かったのかもしれませんが日の短いこの時期、コースタイムの長い山行は注意しなければならない季節のようです。