舟石峠11:25-備前楯山12:10/45-舟石峠13:25
桐生から日光へと抜ける国道122号線から離れ庚申川に沿った道を登って行くと銀山平です。国民宿舎が建つ一帯にはキャンプ場などもあります。またコウシンソウの咲く山として知られる庚申山の登山口ともなっているところです。ここから林道を登って行くと広い舟石峠の駐車場にたどり着きました。
目の前には雲に頭を隠した男体山、その手前には社山や半月山など日光の山々がそびえています。どんよりと曇った空の下、午後になると一雨来そうな空模様です。
駐車場の奥から登山道が始まります。ひと登りすると登山道は若葉色の唐松林の中を登って行くようになります。
6月を迎えようとするこの時期になるとすでにヤマツツジも終わりを迎えているようで緩やかに登って行く道は赤い花柄の絨毯に包まれていました。ここもまたツツジの咲く山のようで1週間ほど前は真っ赤なヤマツツジに覆われていたのでしょう。
梅雨を目の前にしたこの時期、急な登りに額からは汗が噴き出してきます。やがて登山道は山頂から続く尾根にたどり着きます。ここで道を左に、サラサドウダンの咲く尾根道を登り山頂直下の急坂に汗を流すと岩っぽい備前楯山の山頂にたどり着きました。
岩場の上の山頂は展望が広がるところです。目の前は足尾銅山の本山鉱、かつてはその先の山肌は銅山の煙害で禿山となったところです。今は植林などで緑の山肌が戻りつつあるようです。
山頂での展望に別れを告げ緑の山道を舟石峠に戻りました。