浅間山(水沢山)~水沢観音の裏にそびえる展望の山~ 


標高
水沢山 1,194.4m
山域
北関東・上州
登山日
2009年2月17日(火)
歩程
合計 4:15
歩行距離
8.9km
標高差
567m
累積標高差
+655m、-655m
登山口
水沢観音駐車場mapon
交通機関
 関越道渋川伊香保ICから10km
登山コース
水沢観音-0:55→お休み石-0:50→水沢山山頂-0:50→山ノ上見晴台-1:40→水沢観音
コースmap
浅間山(水沢山) 登山コース

 

山行の記録

 水沢観音~浅間山(水沢山)

榛名外輪山の東端にそびえる小さな頂きは浅間山。山麓には坂東観音霊場15番札所、水沢観音が祀られることから、水沢山とも呼ばれています。ツツジの咲く山としても知られる山で、花の時期には伊香保森林公園からの登山道はヤマツツジなど花を求めるハイカーで賑わうところです。

閑散とした水沢寺の社殿に向かい参拝したのち登山口である飯綱大権現の急な石段を登っていきます。傍らの案内板には山頂へ1.7km、120分の道程と言います。

飯綱大権現の社を越えると登山道が始まります。冬枯れの雑木林の中を登っていく急な坂道が始まります。しばらく登ったところがお休み石と言われる所です。話しかけてきたのは土地の人、年に300回も登っているが今年は雪が少ないと話していました。大阪の金剛山や新潟の弥彦山など、全国には回数登山で有名な山も多いようですが、この山もまた何度も登っている人が多いようです。

坂東33観音霊場の水沢観音
登山口は飯綱大権現の急な石段
お休み石で小休止
稜線に祀られた十二体の石仏

平日にも関わらず、意外に多くの人が登ってきます。お休み石で一息を入れたのち、ふたたび急な坂に汗を流します。たどり着いた稜線は水沢山の東の肩で展望が広がるところです。冬晴れ青空の下に白い雪を被った赤城山がそびえていました。道端には十二体の石仏が祀られていました。

ここからは明るい稜線の上の道をたどると、ほどなく水沢山の山頂にたどり着きました。狭い山頂からは広い展望を楽しむことができます。目の前には相馬山や榛名富士など榛名山中心部の山々が小さく頭を持ち上げています。その左手には雪雲の下に谷川岳など上越国境の山。その右には武尊山や赤城山などの山々が白い雪の帽子をかぶって寒そうな空の下にそびえていました。

三角点の建つ水沢山の山頂
水沢山から眺める相馬山
水沢山からの展望
森林公園の案内板

 浅間山(水沢山)~水沢観音

山頂で昼食のひと時を過ごしたのち、帰り道は森林公園の方に下ることにしました。痩せた尾根をしばらく下ると大きなパラボラアンテナ。ここから雑木林の中をしばらく下ると森林公園です。付近一帯はヤマツツジの咲くところでオンマ谷をめぐる遊歩道も開かれているようですがこの時期訪れる人は多くありません。

遊歩道をしばらく下ると展望台です。振り返ると意外と大きくそびえる水沢山の山頂。目の前には渋川の町並みの先に浅間山がそびえていました。

ここからは山ノ上公園に向かいます。横整備された公園は伊香保ロープウェイが登ってくるところで、スケート場など整備されているようですが人影はあまりありません。展望台のベンチに腰をおろし一休みしたのち伊香保温泉へと下っていきます。木の階段が続く急坂をしばらく下ると伊香保神社です。

ここからは石段の続く伊香保温泉の温泉街が始まります。古い歴史を持つ伊香保温泉は万葉集にもその名を残すと言い、戦国時代には長篠の戦で負傷した武田の将兵の療養をしたとも伝えられています。石段の近くには源泉があり、石段のを挟んで多くの旅館が軒を並べる町並みは、伊香保のシンボルとして多くの観光客を集めるところです。ひな祭りにはこの石段の上で子供たちが扮した石段ひな祭りも催されていると言います。

森林公園から振り返る水沢山
伊香保神社
伊香保は石段の街
帰路に立ち寄った水沢うどん

伊香保温泉から水沢観音まではバスが運行されていると言いますが本数は少ないようです。仕方なく歩いて水沢観音へと向かうことにしました。

たどり着いて水沢観音でお土産などを買い求めてのち、近くのお店屋さんに立ち寄り水沢うどんを食べ行くことにしました。全国には地元の生活に根差したうどんが多くあります。讃岐うどんはあまりにも有名ですがこのほかにも稲庭うどんや、舘林うどんなどがよく知られています。水沢うどんは水沢観音の近くのお店屋さんで食べることができるうどんで、地元ではあまり食べられていないようです。大きな駐車場を構えた店構えはどちらかと言うと観光地のお店屋さんという雰囲気が強い店構えでした。ざるうどんは腰があっておいしかったですが、釜揚げうどんは腰がなく物足りなさを感じました。

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