天狗山~奥秩父と八ヶ岳を一望する小さな岩峰~ 


標高
天狗山 1,882m
山域
小海線周辺
登山日
1995年11月18日(土)
歩程
上り1:05、下り0:55、合計2:00
歩行距離
1.9km
標高差
264m
累積標高差
264m、-264m
登山口
馬越峠mapon
交通機関
 中央道韮崎ICから47km
登山コース
馬越峠 -1:05→ 天狗山 -0:55→ 馬越峠
コースmap
天狗山 登山コース

 

清里の北に連なる稜線上には八ヶ岳と奥秩父の好展望台として知られる天狗山と男山がゴツゴツとした岩峰をそびえさせています。小海線と言う交通の便に恵まれない地域と言うこともあって、訪れる人も少ない静かな山歩きができるところです。そろそろ晩秋を迎えようとする小春日和の一日、今日は八ヶ岳の展望を楽しみに天狗山を訪ねることにしました。

中央自動車道の韮崎インターから清里へ。土産物屋や食堂などが建ち並ぶ清里を越えしばらく進むと市場という交差点です。ここから狭い県道を川上村へと向かって行きます。ガイドブックに紹介されている天狗山の登山口は川上村の大深山からのようですが、林道を登り詰めた馬越峠からも山頂を目指すことができそうです。落葉樹林の中を緩やかに登って行くと切通しのような馬越峠にたどり着きました。

山行の記録

 馬越峠~天狗山

男山の岩峰の先に八ヶ岳の山々

馬越峠からは雑木林の中の急坂が始まります。木の根に捉まりながら稜線を目指して登って行きます。たどり着いた稜線からは視界が開け、すっかり葉を落とした木々の間から奥秩父の盟主、金峰山がその姿を見せてくれます。しばらく心地好い稜線をたどって行くと、やがて登山道は露岩帯というよりは、むしろ岩場と言ったほうが良さそうな急な登りに取りかかります。木の根や岩角を頼りに高度を上げて行きますがこれでは下りが思いやられそうです。

最後の岩場をよじ登ると小広い天狗山の山頂にたどり着きました。さすが山頂からの展望は素晴らしく、男山の岩峰の向こうに赤岳を盟主とする八ヶ岳の峰々。その山頂はすでに雪の帽子を被っています。振り返ると五丈岩を山頂に載せた金峰山。やや低く連なる岩峰群は小川山でしょうか。さらに八ヶ岳から続く稜線は北八ヶ岳と蓼科山。さらにその向こうには、なだらかな車山の山頂が続いていました。

山頂で展望を楽しんだ後、往路を馬越峠へ戻ることとします。急な岩場の下りはなかなか緊張するものです。たどり着いた馬越峠からは林道を川上村へ。振り返る天狗山は明るい秋空に向かってゴツゴツとした岩峰を突き上げながら我々を見送ってくれていました。

その他のコース・山行記録
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