弘治元年(1555年)の創建の古刹と言います。古色豊かな堂々たる山門は平成門、仁王像の脇には「須學囘光返照之退歩自然身心脱落」「久久忘縁自成一片此座禅之要」と刻まれています。これは道元禅師の普観座禅儀の一説とか、禅の教えなのでしょうが凡人には難しいものです。
境内には赤い奉納旗がたなびく毘沙門堂、コンクリート造りの本堂の脇には道元禅師の像が祀られていました。
禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。
鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。