月夜見第2駐車場9:25-(0:55)-小河内峠10:20/45-(1:05)-惣岳山11:50/12:00-(0:20)-御前山12:20/13:05-(1:10)-小河内峠14:15/35-(0:40)-月夜見第2駐車場15:15
今回もまた軽い山歩きです。御前山の登山コースの一つに月夜見峠から往復するコースがあります。奥多摩山岳耐久マラソンのコースにも指定されているところで過去には死亡事故が発生したところとしても知られています。また春先にはカタクリの花が咲くところとして人気のあるところです。
しかし暑いこの時期、このコースを訪れる人はあまり多くないようで、たどり着いた月夜見峠の大きな駐車場は閑散としていました。奥多摩周遊道路を走るバイクのエンジン音があたりに響いています。
月夜見峠の駐車場からは一度小さく下ることになります。ここは東京都の水源となっているようで道端には東京水道水源の石柱が建っています。
車も走れそうな広い道は緩やかな稜線歩きです。小さなこぶには各々巻き道も付けられています。緑のシャワーと蝉の声に包まれた登山道はそれほど暑さを感じさせません。稜線を吹き抜ける風が汗ばんだ肌に気持ち良いくらいです。
奥多摩湖から登って来る道を合わせる鞍部は小河内峠です。一昨年の冬に訪れた陣馬尾根からの道が右手から登ってきています。この峠は北秋川と小河内を結ぶ古い生活の道であったのでしょうが今は通る人もまれなのか土砂崩れなど道も荒れているようです。
さらに登山道は小さなこぶを巻いて行きます。1200mのピークを巻きながら雑木林の山肌を進むと日本山岳耐久レース45km地点の標柱が建っていました。この先は左手が切れ落ちたところです。死亡事故があったのはこの付近のようで注意を喚起する案内板が建っていました。
急な登りにひと汗をかくと惣岳山の山頂です。ここは小河内ダムから登って来る道を合わせるところです。
一度小さく下った登山道は岩交じり坂道をひと登り、体験の森から登って来る道を左手から合わせると山頂にたどり着きます。木立に覆われた山頂には三角点、南側がわずかに開けていますがこの時期展望は期待すべくもありません。
ベンチに腰を下ろしていると初老のパーティが三々五々山頂へと登って着きます。栃沢から登ってきたのでしょうが暑さのためもあってかかなり疲れているようでした。
帰りは往路をたどり月夜見峠に戻ることにします。途中、1200mのピークを越えて下りましたがかなりの急坂、確かに巻き道が付いている理由が判るようです。
しばらく下ると小河内峠です。このベンチでゆっくり風に吹かれながら最後の休憩を楽しみました。ここから月夜見峠の駐車場まではわずかの距離です。
早いもので山はそろそろ秋の花が咲き始めています。マムシ草もまだ緑色ですが実を付け始めていました。
1200mのピークから下る斜面はあまり人が入っていないところでシュロソウやキヌタソウなどを見付けることができるところです。