浜街道5・多摩境~八王子 


 歩行時間:行動時間 3:54、歩行時間 3:30
 歩行距離:10.6km
 累積標高差:+273m、-304m
 往路:京王相模原線・多摩境駅、復路:JR横浜線・八王子駅
 訪問日:2026年2月10日

 

 コースタイム


多摩境駅10:30~田端環状積石遺構10:43~浜街道陸橋11:03~小泉屋敷11:20~永泉寺11:28~八王子道道標11:43~鑓水諏訪神社11:51~絹の道資料館12:08/13~絹の道供養塔12:17~道了堂跡12:33/58~釜貫白山神社13:29~水神13:30~慈眼寺13:33~とちの木通り~八王子駅14:24

 

 多摩境駅~浜街道陸橋~絹の道資料館~道了堂跡~片倉駅~八王子駅


浜街道の街道歩き、最後は多摩境駅から八王子駅です。たどり着いた多摩境駅はかつて小山内裏公園から京王堀之内駅へ歩いたとき訪れたところです。通勤の便が良いところなのか公園入口には大きなマンションが建っていました。

多摩境駅
小山内裏公園の入り口

旧町田街道へと下って行く途中に田端環状積石遺構があります。いわゆるストンサークルで縄文時代後期の遺構とか、近くに墳墓などもあることから宗教的なところであったと言います。境川の段丘の上は往時の人々の生活の場であったことが窺えるところです。

道は小山内裏子園から続く尾根上の道路へ、浜街道陸橋からなだらかな道が続く尾根緑道を歩くことにします。かつて絹の道をたどっていた荷駄はこの道を通っていたのでしょう、途中の穂成田歩道橋には絹の道のタイルが張られていました。

田端環状積石遺構
住宅地が広がる由木719号線
浜街道陸橋から尾根緑道へ
なだらかな道が続く尾根緑道

鑓水公園を越えると程なく鑓水の地名が紹介された板木名水の碑です。この地域には岩盤層があり鑓という道具で地面を突くと水が湧き出すとか、これを瓶になどに蓄え利用した「遣り水」が語源と言います。

住宅地の中をたどる尾根緑道
穂成田歩道橋に絹の道のタイル
鑓水板木の杜の案内板
道端にしめ縄が張られた石仏か

さらにしばらく下っていくと茅葺屋根の小泉家屋敷、その先には大栗川が流れていました。嫁入り橋から左に続く道は八王子バイパスの鑓水インターへと続く道です。

茅葺の小泉家屋敷
大栗川に架かる嫁入橋
永泉寺の山門
永泉寺の本堂

川の先には曹洞宗の永泉寺がありました。紅梅が咲く急な石段を登ると本堂、法事が行われているのか本堂から読経の声が聞こえました。境内には地蔵菩薩、その前にはあまり見かけない水琴窟がありました。

大栗川の傍には古い八王子道道標があります。「此方 はら町田 神奈川 ふじさわ」と書かれているようです。「大和かな」なのでしょうが「は」の文字は「者」を崩したものが使われてい多と言いますが「はら町田」とはなかなか読めるものではありません。

近くには鑓水諏訪神社が祀られていました。急な石段の途中には赤い両部鳥居、本殿と近くには覆い堂の中に末社が祀られていました。

古い八王子道道標
鑓水諏訪神社の鳥居
鑓水諏訪神社の本殿
絹の道資料館

浜街道は緩やかに坂道を登って行きます。かつての鑓水商人、八木下要左衛門屋敷跡という絹の道資料館がありました。訪れる人は多くないようで管理人は一人、それでも「ゆでた繭」や「手紡ぎ糸」などの展示を見ることができました。

絹の道資料館に手紡ぎ絹の展示
絹の道供養塔
山道を登って行きます
浜街道鑓水峠越

坂道は絹の道供養塔へ、ここからは山をたどることになります。落ち葉を踏みしめながら登る道はやがて鑓水峠越です。大栗川からは標高差で55m程のようですがこの坂道を通る荷駄はなかなか大変だってのでしょう。

絹の道から石段を登ると道了堂跡、石碑や石灯篭、お地蔵さんが建ち並ぶところです。ここはかつての鑓水商人が大塚山の山頂に勧請したというお寺でした。横浜鉄道の開通により絹の道が衰退し昭和38年頃には無住になったと言います。

道了堂跡入口
道了堂の石仏
道了堂の2等三角点
北野台緑地から眺める八王子の町並み

道了堂から暫く歩くと八王子バイパスを見下ろす北野台緑地です。町並みの中にそびえる高いビルは八王子の駅周辺なのでしょう。

バイパスに沿った道は住宅地な中を下って行きます。どこかの学生なのか、学校帰りの子供たちが会話しながら登ってきました。

小さな白山神社の近くには古い庚申塚が祀られていました。さらにその先には水神の祠、地元の人が祀っているのか絵馬や正月飾りが飾られていました。

釜貫白山神社
水神に絵馬などが飾れて
慈眼寺の楼門
慈眼寺の本堂

近くには曹洞宗の慈眼寺があります。赤い楼門をくぐると本堂です。その前には回向柱が建っていました。

回向柱には「妙観察智 唯時令和5年4月」と墨書されています。妙観察智とは大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智という四智の一つとか、長野善行寺や奥武蔵の竹寺でも回向柱を見たことがあります。柱の4面に書かれるのは本尊の真言や御開帳名、経文などなど、書き方も色々あるようでした。

やがて道はJR横浜線の片倉駅を越え国道16号線へ、この道は八王子通り大山道の街道歩きで歩いた道です。湯殿川の近くには片倉城の城跡があった記憶が残っています。

湯殿川を越える国道16号線
とちの木通りを八王子駅へ
山田川は1級河川
八王子駅の南口

やがて道は国道16号線を離れとちの木通りへ、途中で出会った山田川には1級河川の案内板があります。河川の等級には1級河川、2級河川、準用河川などがあります。1級河川は国交省が管理する河川で、流域が広く社会的経済的に重要な河川とか、また水系単位で指定されることから支川もまとめて一級河川に指定されることになると言います。浅川や秋川、野川、山田川なども1級河川多摩川の支流のため山田川も1級河川に指定されていると言います。

たどり着いた八王子駅、横浜から5回に分け歩いた街道歩きは寺社などの寄り道が多かったこともあり65kmの街道歩きでした。

 

 コースGPSmap


 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

スマホの設定不良でGpsLogは一部補正して追加しています。

 その他のコース・山行記録


TAG:浜街道
 訪問者数 今月:10件
 Back