横須賀市追浜にある神社。名前の通り火雷命が祭神です。承平元年(931年)に創建、当初は別の場所にあったようですが朝倉能登守が天正9年(1581年)に現在の場所に移しました。現在の社殿は昭和35年(1960年)に再建されたものです。
国道16号線に面した境内から石段を登るとコンクリート造りの拝殿が建っています。まだ正月の初詣客があるようで鳥居脇の社務所にはお札やお守りがありました。
黄泉の国で伊弉冉命の体から生まれた八柱の雷神、頭から生じたのが大雷、胸に生じたのが火雷、腹に生じたのが黒雷、股に生じたのが析雷、左手に生じたのが若(わき)雷、右手に生じたのが土雷、左足に生じたのが鳴雷、右足に生じたのが伏雷だとなされています。雷のあとには雨が降ることから水の神として恵みをもたらす神とされています。