関東地方の雷電神社、雷電社の事実上の総本社格とされている神社です。水戸市の別雷皇太神、つくば市の金村別雷神社と並ぶ関東三雷神の一社とされています。
参道には数件の茶屋がお店を出しています。名物は近くの沼でとれるなまず料理とか、店先に出ていた幟はうなぎとなっていました。
石段の上には重要文化財に指定された拝殿があります。軒や柱には精緻な彫刻が施されています。
瑞垣の中は極彩色の彫刻で飾られた本殿、左甚五郎の流れをくむ石原常八(いしはらつねはち)作の彫刻が施されていると言います。
本殿の奥にあるのが奥宮、室町時代の二間社入母屋造りで国の重要文化財に指定されています。
黄泉の国で伊弉冉命の体から生まれた八柱の雷神、頭から生じたのが大雷、胸に生じたのが火雷、腹に生じたのが黒雷、股に生じたのが析雷、左手に生じたのが若(わき)雷、右手に生じたのが土雷、左足に生じたのが鳴雷、右足に生じたのが伏雷だとなされています。雷のあとには雨が降ることから水の神として恵みをもたらす神とされています。
大年神(おおとしかみ)と天知迦流美豆比売(あまちかるみずひめ)との間に生まれた神で、須佐之男命(すさのうのみこと)の孫にあたります。松尾さまの愛称で全国的に崇められる酒づくりの神です。