戸塚市内に新たに設けられた戸塚七福神の一つで毘沙門天を祀るお寺です。
かつて安達藤九郎盛長の一族が創建した獅子王山林長寺があった当地に、元和元年(1615年)清源院尼が開基となり小石川伝通院三世白誉を開山に迎えて創建した寺と言います。
戸塚駅そばの小さな高台の上に建つ寺で広い駐車場の側に本堂と観音堂が建っています。厨子の中には古びた毘沙門天が祀られていました。
清源院尼は家康の側女であったお万の方で家康の病を聞いて駿府に駆けつけました。これを喜んだ家康が贈った歯吹阿弥陀如来が清源寺の本尊と言います。徳川家とのつながりが深いことから本堂には葵の紋が描かれていました。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
横浜市戸塚区の八ヶ所の寺院に祀られている七福神を巡礼する札所巡り。平成26年(2014年)に開始された。
妙秀寺(弁財天)、寳蔵院(毘沙門天)、来迎寺(寿老人)、雲林寺(恵比寿)、清源院(毘沙門天)、高松寺(大黒天)、海藏院(布袋尊)、親縁寺(福禄寿)
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。