上養沢バス停8:45~柿木平園地9:10~養沢鍾乳洞跡9:40/45~金毘羅尾根分岐10:25/30~日の出山11:10/45~御岳ビジターセンター12:50/13:10~滝本駅14:00~御嶽山駅14:45
関東ふれあいの道は高い山を目指してはいないものの歩程が6時間、7時間と長いものも多くそれなりに歩き応えのあるコースが多いようです。また、埼玉や群馬などのコースではアプローチにも時間がかかるようで旅館などを利用しなければならないようです。
総延長は1800km、160コースが整備されているようですがそのすべてを歩くことはかなり難しそうです。全コースを踏破した人のBlogなどもあるようですが180以上の人が歩いているとか、何れかなり気合を入れなければ歩くことは難しいところでしょう。
武蔵五日市駅からバスで上養沢へ。終点の上養沢でバスを降りたのは我々だけです。紅葉にはまだ早いものの朝夕は冷え込みはじめた養沢川沿いの道を登って行きます。
柿沢園地で養沢川を渡りヒノキ林の山道を登り始めます。あまり利用する人がいないようで石段は苔などが付いていました。沢沿いの道を登って行くと養沢鍾乳洞跡です。現地の案内板によると付近にはこの鍾乳洞のほか大岳鍾乳洞、三ッ合鍾乳洞がありその中で養沢鍾乳洞は最も早く発見されたとか。崩壊などで10年以上前に閉鎖され小屋なども解体されていました。
ここからは暗い杉林の中の登りが続きます。木の階段を登って行くと大きな岩、登山道はその脇を登って行きます。関東ふれあいの道として整備されていることもあり、石垣や石段などが整備されていました。
急な石段の登りに息を切らせながら高度を上げて行くと金毘羅尾根の分岐です。右に下って行く道は麻生山へと続く道、我々はクロモ岩分岐へと伐採された斜面を巻いていきます。
右手に下る道はツルツル温泉へと向かう道です。分岐には自転車の若者が一人、ケーブルカーに自転車を乗せてきたと言いますがなだらかのこの山はマウンテンバイクでも走り抜けることができるようです。
ここからは長い木の階段が待っています。ひと登りしたところがクロモ上展望台、色付き始めた木立の先に武蔵五日市付近の展望が広がっているようです。
御岳山へと続く巻き道を左に分け木の階段を登って行きます。山頂直下の岩っぽい登りに息を切らせると東屋が建つ日の出山の山頂にたどり着きました。御岳山側から登ってくる人、日向和田方面から登って来る人など広い山頂も思いのほかたくさんの人です。
関東ふれあいの道の石柱が建つ山頂からは目の前に御岳山神社、その先には六ッ石山から鷹ノ巣山、霞んだ稜線は長沢背稜のようです。付近はそろそろ紅葉が始まりマユミが赤い実を付けていました。
気温が上がっているため山頂から展望は今一つです。それでも目を凝らすと都心のビルの中にスカイツリー、横浜のランドマークも見えていました。
山頂で早めの食事をとったのち御岳山へ向かいます。しばらく進むと登山道に鳥居、クロモ岩から巻いてくる道を合わせるところです。
さらに進むと山上の耕作地です。地形図を見ると琴沢から登ってくる道があります。ヤマレコなどにも琴沢の左岸や日の出山北尾根を登るバリルートの記録がありますがヤブ漕ぎを強いられるところもあるようです。何時か歩いてみたいところです。
御岳山の表参道に出ると軽装の観光客やディザックのハイカーで賑わっています。御岳ビジターセンターで一息を入れたのち暗い杉木立の道を下って行くことにします。ここは山上の御師宿などの生活のための車も登ってくる道です。
ケーブルカーの下をくぐった道はジグザクを繰り返しながら舗装された坂道を下って行きます。暗い杉林の下りに飽き始めるころケーブルカーの滝本駅にたどり着きました。
ここからも舗装道路を下って行きます。バス停では30分の待ち合わせ、仕方なく御嶽山駅まで歩くことにしました。やがて赤い御嶽神社の鳥居、その先には御嶽山駅へと続く近道があります。
多摩川を渡る橋の上からが河原で釣りや散策を楽しむ人の姿が、御岳渓谷遊歩道と呼ばれる3時間ほどのコースがあるようで紅葉の時期に訪れるのも良いようです。
たどり着いた御嶽山駅からは青梅線、武蔵五日市線を乗り継ぎ武蔵五日市駅に戻ります。平日と言うこともあり電車の便はあまり良くありません。2回の乗り換え、1時間ほど時間がかかってしまいました。