イワカガミ平9:00-栗駒山10:25/10:50-東栗駒山分岐11:00-東栗駒山11:45-イワカガミ平13:05
宮城県、秋田県、岩手県にまたがる栗駒山は日本百名山にも選ばれた山で紅葉が綺麗なところとして知られています。長雨で短かった夏はすでに秋の盛りを迎えているようで紅葉の盛りも1、2週間と言います。
東北道の若柳金成のインターから一般道へ。紅葉のシーズンはイワカガミ平まではシャトルバスが運行しています。いこいの村臨時駐車場にはすでにたくさんの自家用車が停まっていました。近郊のナンバーのほか横浜や習志野ナンバーに車も数台、やはりこの時期はたくさんのハイカーで賑わう山なのがうかがえます。
イワカガミ平にはレストハウスが建っています。木曽御嶽山の噴火で登山届を出す人が多くなっているようで登山届ポストの前には何人もの人が集まっていました。
中央コースの登山道はレストハウスの脇から始まります。ドウタンツツジやミズナラの紅葉に包まれた登山道は遊歩道のように舗装されていました。
視界は開けると青空の下に栗駒山の山頂が見え隠れしています。その山肌は草紅葉の紅葉に包まれていました。なだらかな中央コースには多くの家族連れや若いカップルの姿が目立ちます。スニーカーにディザックの軽装のグループも多いようです。
広く開けた一帯は強い風が吹き抜けるところです。ここからはハイマツの中を登る山道が始まります。やがて東栗駒山から登って来る道を右手から合わせると山頂直下の木の階段が始まります。振り返る山肌は紅葉の最中を過ぎているようですがカエデやドウタンツツジなどが真っ赤に燃えていました。
たどり着いた山頂はたくさんの人であふれています。台風の影響なのか強い風が吹き抜けゆっくり食事をすることもできません。
今回は山カメラというアプリをスマホにインストールしました。簡単に山座同定ができるアプリです。GPSと電子コンパスを使用しカメラ画像に山名を表示するもので、多少精度が悪いようですがそれなりに使えそうです。
帰りは東栗駒山コースを下ることにしました。
東栗駒山への分岐を折れるとなだらかな稜線歩きです。しばらく下ると冷たい風と共に雨が降り始めてきました。
東栗駒山までは灌木帯の稜線です。雨交じりの強い風が吹き抜けややもすると飛ばされそうな状態です。
しばらく歩くと東栗駒山の山頂です。大きな岩のあるところですが吹き抜ける強い風で一休みする気にもなりません。まだ下から登って来る人も多いようですが軽装や雨具を着ていない人も何人か、比較的簡単な山と言うことで登山を始めたばかりの若者も多いようです。
灌木の斜面を下ると東湯沢の渡渉になります。滑滝のような川原を小さく下り浅い流れの渡渉です。
ここからも岩交じりの坂道を下って行きます。雨に濡れた登山道は泥濘状態、滑りやすいところもあります。
しばらく下ると20人ほどの外人のパーティが登ってきました。足ごしらえはスニーカー、雨具を着ていない人も多いようです。大丈夫と聞いてみると雪のある頃登ったこともあるので大丈夫とか言っていましたが・・・
紅葉に覆われた登山道をしばらく下って行くとイワカガミ平のレストハウス脇にたどり着きました。山頂で昼食を食べることができなかったようでたくさんの人が腰を下ろして昼食をとっていました。
スマホで天気予報を確認すると明日の天気は雨模様、台風も6日には関東にやって来るようです。予定では禿山に登ってから帰ろうと思っていましたが早めに戻ったほうが良いようです。