藻岩山登山道の一つ、慈恵会病院口近くに祀られた浄土宗のお寺です。
観音寺のホームページによると明治14年、東京重願寺の大谷玄超上人は札幌に浄土宗新善光寺を開山しました。住民から霊峰として畏敬されていた藻岩山に西国三十三観音像の安置を思い立ち檀信徒の協力奉仕により登山道を開設しました。明治34年には2代目住職林玄松上により登山道に観音像を安置、山麓には観音堂を建立しました。
昭和7年、荒廃していた無住の観音堂に中田松念尼が入り今の観音寺の母体になったとされています。
紅葉の真っ最中、藻岩山のハイキングコースはたくさんの人で溢れています。観音寺の駐車場もたくさんお車で一杯でした。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。