法輪寺 


 寺社の種類:臨済宗建長寺派
 山号:盤谷山、院号:祐信院
 創建の時期:延文3年(1358年)、建長寺35世本覚禅師が開山、浄智温中が開基と伝えられる
 本尊:釈迦如来像
 所在地:神奈川県小田原市曽我谷津400
 訪問日:2014年2月23日

 

法輪寺は曽我氏ゆかりの寺です。末寺に祐信山崇泉寺という曽我兄弟や曽我祐信の菩提寺がありましたが焼失したため法輪寺に合併し、曽我氏の菩提寺になりました。

法輪寺の案内板
法輪寺の山門
不動明王を中心に六地蔵
瑠璃光堂
薬師三尊の案内板
瑠璃光堂の薬師三尊
境内の観音像
泰心之塔
本堂は法要の最中

境内には不動明王を中心にした六地蔵、瑠璃光堂には薬師三尊が祀られていました。この薬師三尊仏は宗我神社の本地仏でしたが、明治の神仏分離令により法輪寺に移管されたものと言います。

関連記録・コース

 臨済宗建長寺派(りんざいしゅうけんちょうじは)

日本仏教の一宗派。臨済宗一四派の一つです。本山は京都の妙心寺、派祖は関山慧玄。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 曾我氏(そがし)

相模国曾我荘を本領とする中世武家。系譜の上では桓武平氏の一流千葉氏に属する。仇討ちで有名な曽我兄弟の母は曽我祐信の妻。

 

 六地蔵(ろくじぞう)

六道のそれぞれにあって衆生の苦しみを救う6体の地蔵菩薩(ぼさつ)。地獄道の檀陀(だんだ)、餓鬼道の宝珠(ほうじゅ)、畜生道の宝印、修羅道の持地(じじ)、人間道の除蓋障(じょがいしょう)、天道の日光の各地蔵菩薩とするが異説もある。

 

 薬師三尊(やくしさんぞん)

薬師如来を中尊とし日光菩薩(にっこうぼさつ)を左脇侍、月光菩薩(がっこうぼさつ)を右脇侍とする三尊形式である。奈良薬師寺の金堂本尊像は、日本における薬師三尊像の最高傑作の一つである。

 

 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

釈迦の入滅後から弥勒菩薩が世に現れるまでの間、無仏の世に住み六道の衆生を教え導くことを誓いとした菩薩。慈愛に満ちた円満柔和な僧形で、多くは右手に錫杖、左手に宝珠を持つ。

 

 薬師三尊(やくしさんぞん)

薬師如来を中尊とし日光菩薩(にっこうぼさつ)を左脇侍、月光菩薩(がっこうぼさつ)を右脇侍とする三尊形式である。奈良薬師寺の金堂本尊像は、日本における薬師三尊像の最高傑作の一つである。

 

TAG:曽我丘陵 2014年2月23日
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