谷川岳~紅葉の稜線をたどり谷川岳の山頂へ~ 


標高
オキノ耳 1,963.2m、トマノ耳 1,977m
山域
谷川岳周辺
登山日
2008年10月17日(金)
歩程
登り2:15、下り1:50、合計 4:05
歩行距離
6.4km
標高差
664m
累積標高差
+756m、-756m
登山口
谷川岳ロープウェイ土合口mapon
交通機関
 関越道水上ICから13km
登山コース
天神平-0:40→熊穴沢避難小屋-0:20→1,650m付近-0:30→1,800m付近-0:30→トマノ耳-0:15-オキノ耳-0:15→稜線鞍部(昼食)-0:40→天狗の溜り場-0:55→天神平
コースmap
谷川岳 天神平コース

 

山行の記録

 天神平~谷川岳

上信越の国境に位置する谷川岳は一ノ倉沢や幽ヶ沢などの急峻な沢を持つ山で、標高2000mに満たない山にもかかわらずアルペン的な山容から多くの若者を魅了してきた山です。西黒尾根や巌剛新道などがガイドブックにも紹介されていますが、ロープウェイの天神尾根から山頂を目指すコースは比較点簡単なハイキングコースとして多くのハイカーで賑わっているコースです。

ロープウェイの土合駅はさながら街の中のショッピングセンターのような建物で、駅の下はたくさんの車を収容できる立体駐車場となっています。駐車場はすでにたくさんの車が停まっていました。

天神平から見上げる谷川岳
紅葉の衣装をまとった谷川岳

軽装の観光客などに交じって、土合駅からロープウェイで天神平へ。窓の下には色づき始めた紅葉が秋の真っ盛りを教えてくれているようです。高度を上げると白毛門や朝日岳など、谷川岳と対峙する山々もその姿を晴れ渡った秋空の下に現わしてくれます。

たどり着いた天神平駅からは紅葉に染まる稜線を熊穴沢避難小屋へと登っていきます。目に前には西黒尾根が青空に向かって競り上がっています。木道や階段の続く明るい登山道をしばらく登ると熊穴沢避難小屋です。

山頂まではまだ一登り
稜線から眺める川棚ノ頭

避難小屋の前で一休みしたのち、明るい尾根道を肩ノ小屋へと登っていきます。左手は万太郎山へと続く上越国境の稜線で、急峻な岩壁を巡らせた俎嵓から川棚ノ頭の稜線が青空の下にそびえています。しばらく登ると固定ロープが張られた露岩帯、小さな鎖場を超えるところもあり、変化に富んだ登りが続いています。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
稜線から眺める爼嵓から川棚ノ頭

天狗のたまり場と呼ばれる大きな岩を超えると、山頂の肩に続く開けた登山道を登るようになります。岩の敷き詰められた階段状の登りにひと喘ぎすると、西黒尾根からの道を合わせる肩ノ小屋です。ここからトマノ耳までは笹に覆われた道をひと登りです。

天狗の溜り場
西黒尾根への分岐点
たどり着いた肩ノ小屋
展望が開けるトマノ耳

折からの好天に恵まれ、狭い岩峰のトマノ耳はたくさんの人で溢れていました。目の前には紅葉に彩られた白毛門から笠岳、朝日岳の大きな山並。真っ赤に色づいた山肌が秋の日を浴びてそびえたっていました。

川棚ノ頭へと続く縦走路
山頂の先にそびえるオキノ耳
稜線を登るとオキノ耳
オキノ耳の山頂

トマノ耳からは谷川岳の最高点であるオキノ耳に向かうことにします。ひとたび鞍部に下って小さく登り返すとオキノ耳です。小さな山頂はたくさんの人で昼食を楽しむ場所を確保することもままなりません。仕方なく少し下った鞍部の岩陰で昼食としました。

 谷川岳~天神平

昼食ののちは往路を天神平に向かって下って行くことにします。12時を少し過ぎた時間ですがまだまだ山頂を目指すハイカーが急な登山道に息を切らせながら登ってきます。

オキノ耳から切れ落ちる東尾根
ナナカマドの赤い実の先に西黒尾根

ロープウェイを利用すると谷川岳も往復4時間半ほどの初心者コースと位置付けられているようですが、やはり登りはきついようです。振り返ると真っ赤に色づいたナナカマドの梢の先に西黒尾根。急な稜線を数人のハイカーが下っているようです。

その他のコース・山行記録
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