山中湖を囲むように続くカヤトの稜線の上に高指山があります。山中湖を挟んで富士山に対峙することから、小さいながらも富士山の好展望台としてガイドブックにも紹介されている山です。今年最初の山行は高指山に冬の日だまりハイクを楽しむことにしました。
早朝の中央自動車道をたどり河口湖インターへ。多少渋滞ぎみの国道138号線を山中湖へ向かいます。たどり着いた山中湖の湖畔をひとめぐりすると、テニスコートやペンションなどが点在する平野の登山口です。
テニスコートの脇に車を停め、良く整備された登山道を登り始めます。この道は東海道自然歩道の一部となっている道。やがて登山道はカヤトの原の中を緩やかに登る心地好い道になります。視界も大きく開け、振り返ると明るい冬の日に輝く山中湖。その上に大きな裾野を広げる富士山がそびえています。なかなか気持ちの良い道です。やがて道は稜線にたどり着きました。目指す高指山は稜線を左手に登った所にあります。たどり着いた山頂からは、素晴らしい富士山の展望が我々を待っていてくれました。
山頂での展望を楽しんだ後、緩やかな稜線を切通峠へと向かうことにします。小さなアップダウンはあるものの、明るい稜線をたどる道はなかなか心地の良いものです。切通峠への分岐点は指導標もなく危うく道を間違いそうなところです。まっすぐ下って行く道は丹沢湖へと下っていく道のようです。
切通峠から、多少荒れている道を下るとほどなく平野の登山口にたどり着きました。登山口を出発しておよそ1時間半。軽いハイキングというにも少し物足りない山行でした。