横浜薬大南門バス停10:20~境川10:40~境川遊水地公園10:55/11:10~いずみ川親水公園11:55/12:10~いずみ中央駅12:35/40~宮前橋14:00~二ツ橋水辺公園14:35/55~二ツ橋地名由来の碑15:00~和泉川源流・一里山ゴルフ場15:30~三ツ境駅バス停16:05
和泉川は境川の支流の一つです。境川は江ノ島で相模湾にそそぐ2級河川で支流には柏尾川や宇田川などのほか今回歩く和泉川があります。
和泉川と境川の合流点は境川遊水地公園、たどり着いた横浜薬大南門バス停からは薬科大の図書館と言う尖塔を回り込むように境川を目指します。たどり着いた境川の俣野橋は河口から10kmほど、右岸には藤沢と大和を結ぶ自転車道が整備さていました。
寒いものの明るい日を浴びながらコンクリートの護岸に沿った道をしばらく歩くと境川遊水地公園です。ここが和泉川の合流点です。
俣野、下飯田、今田の3つの遊水地を持つ大きな公園で野球場やビオトープが整備されています。散策にも良さげなところのようで福祉施設のグループが訪れていました。
和泉川もまた都会の中を流れる河川、コンクリートブロックの護岸と鉄パイプの柵で固められた川沿いには遊歩道が続いています。赤坂橋は環状4号線が通るところ、これを超えると川は住宅地に中を流れるようになります。
地下鉄ブルーラインの高架を越えてさらに進むといずみ川親水公園です。そろそろお昼時、陽だまりのベンチに腰を下ろしお弁当にしました。
コンクリートの擬木が続く川には大きな石が配置され単調な流れに変化を持たせているようです。
さらにしばらく進むとマンションなどが建つ相鉄のいずみ中央駅です。いずみ野線は湘南台と二俣川、横浜を結ぶ路線です。横浜までは30分ほどという利便さもあるようで駅前は若者の街と言った雰囲気でした。
駅の対岸は地蔵原の水辺、小さな流れや水たまりなどが整備され小さな子供連れが遊んでいました。
和泉川には多くの遊水地ががあります。横浜市のホームページなどによると和泉川もまた大雨による冠水などで悩まされていたようですが、河川の拡幅や遊水地の整備、貯留浸透など総合治水対策が行われていると紹介されていました。
いずみ野線、新幹線の橋梁を超えると宮沢遊水地、静かに水をたたえる宮沢池では釣り人が糸を垂れています。めがね橋を超えると越流堤の左岸歩くようになります。洪水などの時はこの公園は水の下になるところのようです。
木製の赤坂おとなり橋には滑車が2つ、これを回すとカラカラと音がすることから名付けられてようです。さらに進むと関ヶ原の水辺、地元の水辺愛護会の人が整備されていると言います。
たどり着いた二ツ橋水辺公園には東屋があります。この先は厚木街道、傍には和泉川水縁のウォーク案内板が建っていました。
厚木街道の先は中原街道です。小さな緑地には二ツ橋地名由来の碑と古い供養塔がありました。
たくさんの車が走る二ツ上橋、和泉川はガソリンスタンドの下から暗渠となり住宅地の中を流れるようになります。
中原街道を越え瀬谷柏尾道路をしばらく歩くと相鉄本線の踏切、さらに住宅地の中を進むと右手に和泉川の梯子状明渠が現れます。ここからは細い側溝のような流れに沿って木の遊歩道が始まります。
相沢小学校脇には和泉川源流広場があります。川沿いに手作りのようなモニュメントがありますが対岸に緑地が広がっているだけのようです。
細くなった流れはやがて道路の下の暗渠へ、目の前は一里山ゴルフ場の駐車場です。フェンスの先にも流れがあるようですが立ち入ることができないようです。
ここからは三ツ境駅に戻ることとします。道路沿いの住宅地は東野とか、相鉄の住宅地造成で整備されたところなのでしょう。
東野第2公園の先にも和泉川の細い支流がありました。住宅地の先で流れは消えるようですが上川井市民の森に細い流れがあるという記事がネットに載っていました。
たどり着いた三ツ境駅の近くには白姫神社があります。ここは養蚕の神社と言います。拝殿の前にはコロナ退散を願ってか手作りの「あまびえ」が置かれていました。
流の緩やかな和泉川、近くに神社などは少ないものの遊水地を中心とする公園などが整備され思いのほか変化に富んだ川歩きができるところでした。