三崎口駅10:45~延寿寺11:25/30~すき家134号三崎口店11:55/12:20~小網代テラス13:00/10~白髭神社13:25/30~(北尾根コース)~三崎口駅14:40
一昨日に続き今日も三浦七福神めぐり、三崎口駅近くの白髭神社と延寿寺です。
最初に向かったのは延寿寺、日蓮宗の高僧日朗上人の弟子である日範上人が開山した古刹です。近くの円徳寺の海岸には日範上人が修行したとされる御経窟があります。
大根畑が広がる見晴らしの良い丘からは目の前に丹沢から箱根の山々のパノラマが広がります。たなびく雲からは富士山が頭を出していました。
大根畑から僅かに下ると延寿寺です。境内には鎌倉と三浦半島の古木・名木50選の選ばれたマキの木、大きなイチョウには乳垂(ちだれ)があります。母乳がよく出るように、あるいは安産などに効能があると言われているようです。
本堂には本尊の釈迦如来・多宝如来、右手の厨子には木像の壽福大黒天、左手の厨子には鬼子母神が祀られています。鬼子母神と延命大黒天の花笠が吊り下げられていました。
延寿寺からは白髭神社に、国道143号線に戻り小網代の森入り口へ緩やかに登って行きます。バス停の名に残る引橋は三浦氏の新井城にあった外の引橋の跡と言います。
小網代の森のゲートから整備された階段の遊歩道を下って行きます。この時期の小網代の森は冬枯れの中、それでもイノデなどが春の芽吹きを待ちわびているようです。小さなフキの葉があることはすでにフキノトウが花開いた後なのかも知れません。
明るいテラスで一休み、近郊の人の散策か七福神めぐりの途中なのか、遊歩道を歩く人もいました。
小網代湾に面した白髭神社は中筒男命を祀った神社です。昔から廻船寄港地、また三崎の避難港として全国的に知られ、航海安全、大漁満足の神として崇拝されていと言います。
境内にあるカンカン石は昔の石錨で海上の安全を祈り白髭神社に奉納された物と言います。
三浦七福神めぐりはこれで終わり、徒歩での参拝はやはり結構長いものがあります。帰りは北尾根コースをたどり三崎口駅に戻ることにしました。
少し長めの階段を登ると北尾根の稜線、ハコネササが茂る道を緩やかに登って行きます。途中、視界が開けると相模湾の先に江ノ島、その先には湘南平や丹沢の山々を見付けることができました。
たどり着いた三崎口駅周辺にはカワヅザクラの並木があります。まだ寒にも入っていない時期ですが気の早い桜の花がほころび始めていました。