ウィキペディアなどによるとかつては日向山霊山寺と称し、子院12坊を擁する大寺院であったが、廃仏毀釈で多くの堂舎が失われ現在は霊山寺の別当坊であった宝城坊が寺籍を継いでいると言います。
中世以来薬師如来の霊場として信仰を集めていることから日向薬師の名で親しまれています。高尾山薬王院、中野区新井の新井薬師、相模原三井の峰の薬師とともに武相四大薬師の一つに数えられています。
参道入り口からは長い石段が始まります。石段の脇には衣裳場(いしば)の案内板がありました。旅の衣装を抜き白装束に着替えたところと言います。
石段を登って行くと真っ赤な仁王像が祀られた山門です。薬師如来の奉納旗を眺めながら杉林の参道を登って行くと日向薬師の薬師堂にたどり着きました。
現地の案内板によると境内の中央には国指定の重要文化財に指定されているかやぶきの本堂、万治3年(1660年)、旧本堂の部材を利用して再建されたものと言います。東には市指定の重要文化財である鐘楼などがあります。
平日にもかかわらず境内は紅葉を愛でに訪れた参拝客がちらほら、本堂の裏に駐車場があることから車で訪れる人も多いようです。土産物屋や野菜などを売る出店もありました。
真言宗の宗派である。総本山は金剛峯寺。高野宗・高野派とも呼ばれる。全国に約3700の末寺がある。
薬師如来を中尊とし日光菩薩(にっこうぼさつ)を左脇侍、月光菩薩(がっこうぼさつ)を右脇侍とする三尊形式である。奈良薬師寺の金堂本尊像は、日本における薬師三尊像の最高傑作の一つである。
薬師如来を中尊とし日光菩薩(にっこうぼさつ)を左脇侍、月光菩薩(がっこうぼさつ)を右脇侍とする三尊形式である。奈良薬師寺の金堂本尊像は、日本における薬師三尊像の最高傑作の一つである。