妙円寺(土屋銭洗弁財天) 


 寺社の種類:天台宗の寺院
 山号:和光山、院号:醫王院
 創建の時期:元和元年(1615年)、開基:月盛妙圓禅尼
 本尊:阿弥陀如来
 札所:ー
 所在地:神奈川県平塚市土屋1949
 訪問日:2018年11月18日

 

妙円寺は土屋の銭洗い弁天も呼ばれる天台宗のお寺です。境内には洞窟があり宇賀神などの石仏が祀られています。その岩窟の奥には銭洗い池と弁天池があり硬貨などを洗うと増えると伝えられています。

妙円寺の山門
妙円寺の案内板
境内の六地蔵
一隅の灯の案内板

洞窟がある山上には八臂弁財天が安置されている弁天堂があります。現在の弁天堂は文化元年(1804年)の再建で釘を一切使用しない一本くさび工法で建立したと言います。

北向地蔵
妙円寺の境内
妙円寺の本堂
弁財天窟
岩屋弁才天とも言われていま
弁財天窟の内部
内部に銭洗い池
弁天堂に八臂辯財天
寶珠殿と呼ばれる弁天堂
境内に稲荷社

境内の案内板いよると弁天屈内の灯篭に点される燈明は和光山一隅の灯と言い、昭和61年(1986年)、延暦寺根本中堂の不滅の法燈を分燈したものと言います。

関連記録・コース

 天台宗(てんだいしゅう)

法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(がんじん)が初めて伝え、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を建て開宗。のち山門派と寺門派、さらに真盛(しんぜい)派に分かれた。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 鑑真(がんじん)・過海大師・唐大和上(とうだいわじょう)

中国、唐代の高僧。日本律宗の開祖。揚州大明(たいめい)寺で戒律を講じ名声があった。742年日本僧栄叡(ようえい)らの請に応じて来日を志したが海賊や風波の災で5度挫折の後、754年渡来した。

 

 最澄(さいちょう)・伝教大師

平安初期の僧。767~822年。天台宗の開祖。比叡山に入り根本中堂を建立。延暦23年(804年)空海とともに入唐し翌年帰国した。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

TAG:鷹取山・里のみち 2018年11月18日
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