妙円寺は土屋の銭洗い弁天も呼ばれる天台宗のお寺です。境内には洞窟があり宇賀神などの石仏が祀られています。その岩窟の奥には銭洗い池と弁天池があり硬貨などを洗うと増えると伝えられています。
洞窟がある山上には八臂弁財天が安置されている弁天堂があります。現在の弁天堂は文化元年(1804年)の再建で釘を一切使用しない一本くさび工法で建立したと言います。
境内の案内板いよると弁天屈内の灯篭に点される燈明は和光山一隅の灯と言い、昭和61年(1986年)、延暦寺根本中堂の不滅の法燈を分燈したものと言います。
法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(がんじん)が初めて伝え、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を建て開宗。のち山門派と寺門派、さらに真盛(しんぜい)派に分かれた。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
中国、唐代の高僧。日本律宗の開祖。揚州大明(たいめい)寺で戒律を講じ名声があった。742年日本僧栄叡(ようえい)らの請に応じて来日を志したが海賊や風波の災で5度挫折の後、754年渡来した。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。