佐毘売山神社は石見銀山の守り神として、戦国武将として勢力を誇った大内氏が建立したと伝わる神社です。
祭神は金山彦命です。金山彦命は鉱山を司る神で多くの鉱山に祀られています。鉱山を祀る山神宮の中では国内最大級の社殿を誇り、往時の石見銀山の隆盛を物語ると言います。
社殿は龍源寺間歩近くの杉林の中にあります。朽ちかけた石段の上には大きな社殿が祀られていました。銀の産出とともに繁栄した神社ですが明治以降は産出量も減り鉱山を支えてきた人たちは他出、現在は宮司さんも不在となっているようです。
日本神話に登場する神様。神産みにおいて、伊弉冉尊が火の神迦具土神を産んで火傷をし病み苦しんでいるときに、その嘔吐物(たぐり)から化生した神である。鉱山を司どり、また荒金を採る神とされ、鉱業・鍛冶など、金属に関する技工を守護する神とされている。
古事記に登場する神で、伊邪那岐尊、伊邪那美命によって生み出された最後の神です。出産時に伊邪那美命の陰部に火傷ができ、これがもとで伊邪那美命は死んでしまいます。怒った伊弉冉尊は十拳剣天之尾羽張(あめのおはばり)で殺してしまします。
迦具土神の血や死体からは多くの神が生まれました。