佐毘売山神社(さひめやまじんじゃ) 


 寺社の種類:神社
 創建の時期:永享6年(1434年)
 主祭神:金山彦命
 社殿の様式:
 所在地:島根県大田市大森町銀山地区
 訪問日:2016年8月31日

 

佐毘売山神社は石見銀山の守り神として、戦国武将として勢力を誇った大内氏が建立したと伝わる神社です。

杉木立の中に石段
佐毘売山神社の案内板
急な石段を登り
参道の狛犬
参道の狛犬
石垣の上に拝殿

祭神は金山彦命です。金山彦命は鉱山を司る神で多くの鉱山に祀られています。鉱山を祀る山神宮の中では国内最大級の社殿を誇り、往時の石見銀山の隆盛を物語ると言います。

参道に建物
石垣に亀の水桶
急な石段を登ると大きな拝殿
拝殿の内部
石段から見下ろす桟道

社殿は龍源寺間歩近くの杉林の中にあります。朽ちかけた石段の上には大きな社殿が祀られていました。銀の産出とともに繁栄した神社ですが明治以降は産出量も減り鉱山を支えてきた人たちは他出、現在は宮司さんも不在となっているようです。

 金山彦神(かなやまひこのかみ)・金山毘古神(かなやまびこのかみ)

日本神話に登場する神様。神産みにおいて、伊弉冉尊が火の神迦具土神を産んで火傷をし病み苦しんでいるときに、その嘔吐物(たぐり)から化生した神である。鉱山を司どり、また荒金を採る神とされ、鉱業・鍛冶など、金属に関する技工を守護する神とされている。

 

 伊弉冉尊・伊邪那美命(いざなみのみこと)

古事記に登場する神で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と結婚し、国生みと神生みを行った女神。火神を生んで死に黄泉国(よもつくに)を支配する黄泉大神となりました。

 

 迦具土神(かぐつちのかみ)・火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)火産霊神(ほむすびのかみ)

古事記に登場する神で、伊邪那岐尊、伊邪那美命によって生み出された最後の神です。出産時に伊邪那美命の陰部に火傷ができ、これがもとで伊邪那美命は死んでしまいます。怒った伊弉冉尊は十拳剣天之尾羽張(あめのおはばり)で殺してしまします。

迦具土神の血や死体からは多くの神が生まれました。

 

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