丹三郎尾根の登山口に祀られた真言宗のお寺です。奥多摩新四国八十八ヶ所の第三十九番札所になっています。石段には赤い涎掛けを掛けた六地蔵が並んでいました。
奥多摩新四国八十八ヶ所は昭和9年、奥多摩から武蔵野一円の寺院と信仰家に呼びかけ始まったものと言います。一時は多くの巡拝者が霊場をめぐってていたと言いますが幾つかの札所が在家にあることなどもあり訪れる人は少ないようです。
真言宗の新義真言の一派。総本山は奈良桜井市の長谷寺。真言宗智山派と同じく覚鑁(かくばん)を開祖とする。織田信長のため根来寺を追われた専誉(せんよ)が一派を形成した。
真言宗の新義真言の一派。宗祖覚鑁(かくばん)は真言宗の教義に念仏を加味し、高野山の大伝法院にあって布教に努めた。その教勢が高野本山をしのいだため紛争を生じ1140年円明寺を開いて分立した。
平安後期の真言宗の僧(1095~1144年)高野山に大伝法院、密厳院などを建立し、金剛峰寺とともに座主を兼ねたが一山の反対にあい根来に移った。新義真言宗の開祖、伝法院流の祖。