深草観音は甲斐三十三観音霊場17番の札所です。墓地を背にした境内の奥には平成22年に新築された新しい本堂が建っています。
深草観音の本尊、岩堂十一面観世音菩薩は普段は瑞岩寺に安置されています。毎年4月の深草観音まつりに奥ノ院に移されます。
六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。