足柄古道の栗木沢にある大きな石碑で天保10年(1839年)に地元の人々によって唯念上人の徳を偲んで建てられたものです。高さ3.8m、幅1.5mという日本一大きな名号塔です。
唯念上人は江戸時代末から明治初期に活躍した僧侶で、人々の安穏を祈るため南無阿弥陀仏の銘号碑を辻々に建てました。駿河、相模、豆州、甲斐など4ケ国に建てられた名号碑の数は一千有余と云われています。
阿弥陀などの名前を彫った碑を名号塔(みょうごうとう)と言う。江戸時代に四十八夜の間、阿弥陀如来を拝む四十八夜念仏が盛んに行われ、その行事が終わったときなどを記念して建てられたとされている。。