秋葉山の山麓に鎮座する下社と、秋葉山山頂の上社をあわせて秋葉山本宮秋葉神社と言います。火防の霊験があるとされ全国の秋葉神社の総本社です。
天竜川の支流、気田川に沿って走る県道に面して秋葉神社下社の石柱があります。暗い杉林の中の石段を登って行くと境内の奥に拝殿がありました。思いのほか質素なつくりの拝殿でした。
東京の秋葉原は秋葉神社が祀られていることから名付けられたところと言います。明治2年の大火を受けて明治天皇の勅命により勧請されたと言います。秋葉神社は神社本庁傘下だけで800社あるといいます。
古事記に登場する神で、伊邪那岐尊、伊邪那美命によって生み出された最後の神です。出産時に伊邪那美命の陰部に火傷ができ、これがもとで伊邪那美命は死んでしまいます。怒った伊弉冉尊は十拳剣天之尾羽張(あめのおはばり)で殺してしまします。
迦具土神の血や死体からは多くの神が生まれました。
古事記に登場する神、伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに天つ神の命でおのころ島をつくって天降り、国生みと神生みを行った男神です。
黄泉国(よもつくに)の汚穢(けがれ)を禊(みそぎ)した際に、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つきよみのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)などの神が生まれました。