東光院は別所梅園近くの真言三宝宗のお寺です。真言三宝宗は真言宗の宗派のひとつで、清荒神清澄寺を大本山とするお寺です。
参道には徳本の名号碑ほか石造物群の案内板があります。徳本は江戸時代後期の浄土宗の僧で徳本上人、徳本行者とも呼ばれていました。
境内には六地蔵と六面地蔵があります。京都の化野寺で見たことがありますが笠付きの六面地蔵は初めてです。大きな墓地を持つこのお寺は古い石仏の多いところです。墓地の中には苔むした仏たちが佇んでいました。
東方浄瑠璃世界の教主。人々の病患を救うとともに悟りに導くことを誓った仏で医薬の仏として信仰される。右手に施無畏印(せむいいん)を結び、左手に薬壺(やっこ)を持つ。脇侍に日光菩薩と月光菩薩、眷属として十二神将が配される。
阿弥陀などの名前を彫った碑を名号塔(みょうごうとう)と言う。江戸時代に四十八夜の間、阿弥陀如来を拝む四十八夜念仏が盛んに行われ、その行事が終わったときなどを記念して建てられたとされている。。