春日大社 


 寺社の種類:神社、式内社(名神大)・二十二社・官幣大社・勅祭社・別表神社
 創建の時期:768年(神護景雲2年)
 主祭神:春日神(武甕槌命経津主命天児屋根命、比売神の総称)
 社殿の様式:春日造
 所在地:奈良県奈良市春日野町160
 訪問日:2009年2月22日

 

全国にある春日神社の総本社です。春日祭りは賀茂神社の葵祭、石清水八幡宮の石清水祭とともに三勅祭の一つとされています。

平成10年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。

神門と石灯篭
参道の石灯籠

駐車場に車を停め参道を進むと朱塗りの神門があります。春日大社にはたくさんの石灯籠が奉納されています。その形も色々と変化があるようです。

回廊脇の石灯籠
朱塗りの回廊

朱塗りの回廊にはたくさんの釣り灯篭が吊るされています。春日大社の万灯篭ではこれら境内の3000基の灯篭に明かりが灯されるとか

節分とお盆の時期に行われると言います。

直会殿軒下の釣灯籠
朱塗りの回廊と釣り灯篭

大きくそびえる神門は中門、春日大社の本殿はこの中にあります。

境内には石灯籠などのほか、幣殿や直会殿という建物があります。

朱塗りの中門
幣殿と舞殿
直会殿
中門と石灯篭

参拝ののち南門から戻ることにします。参道にはたくさんの石灯籠が立ち並んでいました。

参道の石塔
参道の石塔
参道の石塔
参道の石塔
参道の石塔
二の鳥居

 武甕槌神・建御雷神(たけみかづちのかみ)

日本神話に登場する神様。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が火神を切り殺したとき、剣に付着した血から化生した神です。国譲りでは経津主神(ふつぬしのかみ)とともに、葦原の中つ国に派遣されます。また神武東征においても、天皇の危難を救ったとされる神です。島神宮祭神です。

 

 経津主神(ふつぬしのかみ)・斎主神(いわいぬしのかみ)

日本神話の神。日本書紀のみに登場し古事記には登場しない。磐筒男神(いわつつのおのかみ)と磐筒女神の子。香取神宮の祭神です。天孫降臨に先立って出雲に行き大己貴命(おおなむちのみこと)を説いて国土を献上させた。

 

 天児屋命・天児屋根命(あまのこやね)

日本神話に登場す神様、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れたとき、祝詞を奏した神。天孫降臨に従った五伴緒神(いつとものおのかみ)の一神。中臣氏、藤原氏の祖神。

 

 春日造(かすがづくり)

神社本殿の建築形式の一つ。切妻造の妻入りで正面に片流れの庇が接続する。春日大社本殿に代表され近畿地方にこの形式が多い。

 

 伊弉諾尊・伊邪那岐命(いざなぎのみこと)

古事記に登場する神、伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに天つ神の命でおのころ島をつくって天降り、国生みと神生みを行った男神です。

黄泉国(よもつくに)の汚穢(けがれ)を禊(みそぎ)した際に、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つきよみのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)などの神が生まれました。

 

 経津主神(ふつぬしのかみ)・斎主神(いわいぬしのかみ)

日本神話の神。日本書紀のみに登場し古事記には登場しない。磐筒男神(いわつつのおのかみ)と磐筒女神の子。香取神宮の祭神です。天孫降臨に先立って出雲に行き大己貴命(おおなむちのみこと)を説いて国土を献上させた。

 

 大国主命(おおくにぬしのみこと)大己貴命・大穴牟遅神(おおなむちのみこと)

出雲神話の神。素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子または孫です。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中つ国の経営を行っましたが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上してみずからは隠退しました。

大黒天と同一視されるようにもなりました。因幡(いなば)の白兎の神話は唱歌にも歌われています。

 

 天照大神、天照大御神(あまてらすおおかみ)大日女尊(おおひるめのみこと)・大日霊貴神(おおひるめのむちのかみ)

日本神話で高天原(たかまがはら)の主神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の娘。太陽神であり皇室の祖神として伊勢神宮の内宮に祭られています。

素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴に天の岩戸にこもり国中が暗闇になったという岩戸神話や孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を葦原中国に降臨させた天孫降臨の神話が知られています。

 

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