月参堂 小石川善光寺 
東京都文京区小石川にある浄土宗のお寺です。傳通院の塔頭縁受院として創建されました。明治17年(1884)善光寺と改称し、信州の善光寺の分院になったとされています。
月参堂善光寺は慶長七年(1602年)、徳川家康公の母君、於大の方の念持仏をご安置した御堂です。念持仏とは、日頃より親しくお参りが出来るようご安置をする御像を言い、於大の方は、阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の三尊像を念持仏として、肌身離さず拝んでいらっしゃいました。
於大の方は、家康公とご自身の現世・後世安楽を願い、この念持仏に手を合わせていたと伝わっております。この念持仏が信州長野の善光寺の御分身である一光三尊阿弥陀如来像であったことから、元々の寺名である縁受院から、明治に入り「月参堂縁受院善光寺」と名をあらため、今日に至ります。
【月参堂】
古来より月参堂と呼ばれる由来は、月に一度のお寺参りを勧めるとともに、月は仏さまにも?えられており、仏さまを御参りすることの勧めでもあります。また傳通院開山、浄土宗第七祖聖問上人が繊月上人と呼ばれたご縁もあり、ここ善光寺でも開創以来、月という一文字を大切に。月参堂という名称でも親しまれておりました。
【傳通院との由縁】
於大の方は法名を「傳通院殿」と号しました。その名前を由来として於大の方が葬られた寺院は「無量山傳通院」と称します。善光寺坂の上に位置し、月参堂善光寺は元々、傳通院の堂宇の一つでありました。於大の方の念持仏を安置するにあたり、無量山傳通院塔頭寺院として開創されます。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。